ギア敏感女子プロ・阿部未悠が未発売のグリップを開幕から投入! いったい何がスゴいのか聞いてみた
先週「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」で初優勝を果たした阿部未悠が新たなギアを投入していることを発見。詳しくレポートしたい。
配信日時:2024年4月12日 03時00分
岩井姉妹や稲見萌寧、小平智、久常涼ら男女ツアープロに人気のパルマックスグリップ。黒字にツアーウェーブと呼ばれるカラフルなラインが目印だが、今年からカラーグリップを投入している。発売はまだ未定。ゴム系グリップでカラーを出せるのが非常に高い技術といわれるが、ミント、パープル、ネイビー、グレー、テラコッタの5色をラインナップ。パルマックスグリップといえば、しっとりとした高いグリップ力が売りで、独自に開発された溝構造で雨でも滑らない性能がプロに受けている。カラーグリップを実際に今季から使用しており、先日初優勝を飾った阿部未悠にその感触を聞いてみた。
――カラーグリップを使った感想は?
「もともとパルマックスのグリップでしたが、黒の普通のモデルを使っていました。それよりは今作のほうが、少し柔らかめでちょっと吸い付く感じがあります。より滑らなくなるような気はしています。カラーモデルになったらどうなるかは担当者の方から聞いていたので楽しみでした。色もかわいいですね」
――パルマックスグリップはいつから使用していますか?
「高校2・3年生の頃からずっとサポートしてもらってずっと使わせていただいています。もう長いですね。雨でも全然滑らないというのがキャッチフレーズでそれに魅かれて、使い始めました。ジュニアの時は、キャディさんもいないし自分でグリップを拭いたりしないといけないから、雨だとけっこういつも大変で、気を遣うことが多かったので。なにより滑りにくいという性能が一番好きです。柔らかすぎても好きじゃなくて、かといって硬すぎると滑っちゃうから。私的にはちょうど硬さですね」
――5色のカラーがありますが、感想は?
「ここまで鮮やかな色はなかったなっていうのが率直な感想です。試作品も見せてもらったときに、かわいいと思いました。開幕戦からずっとカラーを使っています。でも何本かは普通のモデルを入れています。前から使っているクラブなどは黒にカラーのラインタイプですね」
ギアに敏感な女子プロとして知られる阿部未悠。彼女がパルマックスグリップを気に入っているのは、カラーだけでなく滑らない高性能な点にあるのは間違いないだろう。カラータイプはまだ発売未定というから、今後の発売が待ち遠しいところだ。
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