渋野日向子の14本を激写!メジャー前に鉛などギア調整、柔らかシャフトも「しっかり目に」
直近のメジャーで好成績に転じている渋野日向子。「アムンディ・エビアン選手権」を前に、さらなるギア調整をキャッチ!
配信日時:2024年7月10日 22時38分
<アムンディ・エビアン選手権 事前情報◇9日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>
今週11日に開幕する今季メジャー第4戦の「アムンディ・エビアン選手権」に臨む、渋野日向子。「全米女子オープン」でシャフトをガラッと柔らか目に変更して単独2位となり、「KPMG全米女子プロ」でも7位と、直近のメジャーで勝負強さを見せているが、最新ギアを確認すると、またもや調整の痕跡をキャッチ。
まず、「全米女子オープン」の柔らかシャフトへの変更から好調に転じた印象のある、メジャー2戦の手応えについて聞くと「確かにね、メジャーでトップ10に連続で入れたのはすごく大きいことだと思いますけど、その間の試合だったりとか『まだもうちょっとできるよな』って思う部分はあるなって感じるので。すごく全てが100%うまくいってるっていう感覚ではない」と渋野。
シャフトを替えメジャーで好成績を出したばかりでまた替えたのか?問うと、頷く。「見た目は変わらないんですけど、ちょっと硬くなったかな。ちょっとしっかり目になったかな、という感じ」。シャフトを硬めにしたせいか、ヘッドの利きやつかまりを増す目的か、1W、3W、ハイブリッドの一番上の番手など長いクラブのソール真ん中に鉛調整を施した。
「全米女子オープン」では、過去に使用した柔らかめのシャフトに替え1Wのバランスも「C9」とかなり軽めになっていたが、今回1Wに貼られた鉛は約2.5gほどの量。1Wでは約1.5ポイントのバランス増が予想され、3Wは約1gほどの鉛の量で、+0.5ポイントほどシャフトを硬くした分バランスを取った模様。
通常の選手なら、大事なメジャー直前のギア調整は博打だと言えるが、渋野には当てはまらず。直感とひらめきで常人の予想もつかないパフォーマンスをこれまで見せてきただけに、今回の直前の調整も“吉兆”と言えるか。何より、鉛は剥がすのも貼るのも調整自在。ピンの担当者によれば「3Wは抜く可能性もあります」とのことだが、開幕までに「100%」に近づけたい。
【渋野日向子のエビアン事前ギア】
1W:ピンG430LST(9°Speeder NX Green 50-SR)
3W:ピンG430LST(15°Speeder NX Green 50-SR)
5W:ピンG430MAX(18°Speeder NX Black 60-S)
3,4,5U:スリクソンZX Mk II(19,22,25°TOUR AD HY-75 R)
6I~9I:ピンi230(MCI 80 R)
P,A,SW:ピンGLIDE 3.0(50SS,54SS,58SS Dynamic Gold 95 S200)
PT:ピンPING PUTTER ANSER 2D
BALL:タイトリストPro V1x