シン貧打爆裂レポート『B-Limited BRM2 フルミルド ウェッジ』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2023年4月13日 08時00分
注目ポイント
ブリヂストンスポーツが、2023年3月24日に発売した『B-Limited BRM2 フルミルド ウェッジ』は、特別なクラブで、ゴルファーズドック、もしくは、直営店、試打会などで注文可能なカスタムメイド専用モデルです。価格は1本10万円です。
『B-Limited BRM2 フルミルド ウェッジ』のコピーは、“ブレッドナイフミーリングで、さらなるスピン性能と乗り感を追求”です。
前モデルでも書きましたが、プロが試合で使うレベルのウェッジを買うことが出来る夢の体験が、またできるのです。価格は、ちょっと現実的ではないかもしれませんが、その価格に見合うものだというブリヂストンスポーツの信念を感じさせるウェッジです。
『B-Limited BRM2 フルミルド ウェッジ』の最大の特徴は、フェースの加工です。ミクロンレベルの精密な加工技術をもつエンジンメーカーの「無限」(株式会社 M-TEC)との共同開発で、前モデルより進化させた「ブレッドナイフミーリング」は、パン切り包丁のような波形のミーリングが、ボールに食いつく断面が増えることで、スピン性能と乗り感が増したそうです。
溝ではない部分のミーリングは、ラフや濡れたシーンでより威力を発揮する傾向がありますが、波形というのは面白いです。厳密には、削り出す角度を山にするのではなく、尖った鋭角にすることができるというのも面白いです。角でボールの表皮を引っ掛けるようにできるのなら、鬼に金棒です。
『B-Limited BRM2 フルミルド ウェッジ』のロフトは2種類のみで、52度、58度になります。フェースはノーメッキです。ここまで細かい加工だと、メッキが邪魔になるのだと考えると、説得力が増します。シャフトは、何種類の中から選べます。
実際に構えてみると、曲線が多くて、なんとも日本人のゴルファーが好みそうなやわらかい雰囲気満点なのです。アドレスビューだけで、購入を決めるゴルファーがいても納得という素晴らしいデキです。
プロ供給用のウェッジといっても過言ではない『B-Limited BRM2 フルミルド ウェッジ』はどんなウェッジなのか? スピン性能に集中して試打しました。
試打した日は、気温6℃~21℃。微風、快晴でした。使用したボールは、使い慣れていて、クラブ影響が明確わかるように『TOUR B X』です。
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』