シン貧打爆裂レポート『B-Limited BRM2 フルミルド ウェッジ』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2023年4月13日 08時00分
ロマン派ゴルフ作家語る
『B-Limited BRM2 フルミルド ウェッジ』は、美しいウェッジです。アドレスすると惚れ惚れします。ヘッドの大きさ良し。シェイプ良し。ソールの具合も良し。完璧です。
更に、バックフェースのミーリングを駆使した感じのデザインと、無限マークとかも、高級感があり、特別感もあります。
『B-Limited BRM2 フルミルド ウェッジ』を打ってみて、最初に感じたのは抜けの良さです。そして、打音が懐かしく感じました。現在のウェッジに慣れていると、最初は戸惑うかもしれません。ソールも上手く出来ているので、スイープに打ってもスピンがかかります。
『B-Limited BRM2 フルミルド ウェッジ』は、バリバリのツアーモデルというよりも、遊び心を感じさせるウェッジに仕上がっていると感じました。ここまでスピン性能が高いウェッジは、トッププロには、止まりを計算しづらい、と嫌われる可能性を感じました。ただ、それ以外は、完全にプロ仕様ですので、納得いくように考えると、遊び心を満たす、ということになったのです。
とにかく、金に糸目は付けないからバックスピンをかけたいというゴルファーに『B-Limited BRM2 フルミルド ウェッジ』はオススメです。また、ウェッジのアドレスビューの違和感が原因で、イップスみたいな不調に陥っているゴルファーにも『B-Limited BRM2 フルミルド ウェッジ』をオススメします。賛否あると思いますが、市場にあるウェッジではあり得ないシェイプに救われるゴルファーはいると思われます。
低く強いボールで、ピッチエンドランを打つシーンが動画の最後のコマに入っていますが、諸々の状況を考えると、普通なら、キャリーが1に、ランが2という感じのアプローチなのです。しかし、実際は、ほぼ1対1で寄せています。これは、よく見るとわかりますが、最初の数回のバウンドで強いスピンがかかって、ボールがグッと減速していることが要因です。それ以外のシーンでも、運ぶような弱いヒットの寄せでも、予想よりもボールが止まるシーンがありました。
『B-Limited BRM2 フルミルド ウェッジ』は、ノーメッキなので、適度な手入れも必要です。武士の刀のように、扱うウェッジだとも言えます。切れ味は抜群なので、あながち間違っていないと思います。
『B-Limited BRM2 フルミルド ウェッジ』の58度を使う場合、バッグにはバンカーで使うウェッジを別に入れることを奨励します。ウェッジの溝やミーリングは、消耗品です。砂で擦るバンカーは寿命を縮めてしまうのです。余計なことだと思うことまで、書きたくなってしまうのが、『B-Limited BRM2 フルミルド ウェッジ』なのです。
試打クラブスペック
『B-Limited BRM2 フルミルド ウェッジ』
ヘッド素材:軟鉄(S20C)鍛造
ロフト :52度、58度
バンス角 :52度/8度、58度/10度
グラインド:52度/F、58度/M
ライ角 :63.5度
シャフト :カスタム対応
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』