歴代似たデザインでも、内部の構造は進化!?テーラーメイド『P790』が9月8日デビュー
テーラーメイドの大人気中空アイアン『P790』がついに4代目!
配信日時:2023年8月9日 08時14分
テーラーメイドが9月8日の発売予定で、歴代作が大人気の中空アイアン『P790』の最新作を発表した。2017年の初代の発売時には、PXGと係争になった(のち、和解済み)同作も、今回の新作でついに4代目となる。
フェース長が790ミリという、フェースの長さが名の由来となる『P790』アイアン。76ミリ以下のコンパクトなプロが使うものより大きめサイズの中空だが、薄く・弾くフェースに打感改善のウレタンフォームを充填するのは相変わらず。そして、代替わりするごとにシンプルになるデザインも歴代似ているが、今作の中身は何が変わったのか?
「番手別ヘッド設計『FLTD・CG デザイン』を採用し、重量や形状の異なるタングステンウェイトを3I~7Iに配置することで、ロングアイアンでは『飛ばしやすさ』、ミドルアイアンでは『狙いやすさ』を、8I~PWではタングステン無搭載で『止まりやすさ』を追求。多くのゴルファーが求める番手間の飛距離差を安定させ、寛容性がさらに向上しました」(テーラーメイド広報)
ロングアイアン(3I~5I)ではタングステンウェイト33gで低重心化して「飛ばし」を狙い、ミドルアイアン(6、7I)ではタングステンウェイト38gを搭載しワイドスイートエリアで「直進性=狙いやすさ」を追求したとのこと。ロフト設定は7番が30.5°で歴代作と変更はなかった。製品の状態では分かりづらいが、フェースの開口部を広くしたことで、より性能進化できたとか。
「フェース内側のバックウォールをディンプル形状にする『THICK-THIN バックウォール キャスティング』で、薄肉化による軽量化に成功しました。余剰重量を番手別に再配置することで、慣性モーメントの向上や重心の最適化に貢献し、各番手に求められるパフォーマンスを発揮します」(同)
前作までの『P790』を使う人で、8番以下で「止まりづらい」と感じていた人がいるなら、重心高さが最適化された新作でこれがなくなるということか。税込価格は重めのスチール(N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 (S)、N.S.PRO 950GH neo (S)、Dynamic Gold EX Tour Issue)装着の6I~PWの5本が159,500円。
セレクトフィットストア限定発売で、80g台のフジクラ製カーボンシャフト『MCI 80 for TaylorMade』(S)装着モデルが、5本セット165,000円となる。