3月7~9日まで開催された「ジャパンゴルフフェア2025」のあるブースで、『ミステリー』のウェッジを発見。独特な作りをしているその構造をレポートしたい。
『ミステリー』ブランドはトップアマから支持されている大阪発の地クラブ。”鍛造の町”姫路で作られたという軟鉄鍛造の『235 MF』ウェッジは、溝と溝の間にミーリング加工がないというから、驚きだ。今どきのウェッジは、この平面部分に独特な加工を施して、いかにスピン性能を高めるかを競い合っているといっても過言ではない。『235 MF』ウェッジは、まさに時代に逆行した構造と言える。
「このウェッジの特徴は、溝の溝の間に特にミーリング加工を施しておらず、フェース面全体を真っ平らになるように加工しているんです。通常のウェッジだとわずかな凸凹が生まれる。それを精密な加工で、本当に真っ平にしてボールとの接地面を増やすことで、ボールが滑りにくくなるんです。摩擦力が上がってスピンがかかります」(ミステリーを販売する和宏エンタープライズ広報)
にわかには信じがたい話が、実際にトップアマチュアに受けているというウェッジは、興味がわくというもの。他にも同社にすすめられたギアがある。見た目はマッスルバックで、性能は中空並みという『ミステリー MS830』アイアンだ。
「軟鉄鍛造ボディにマレージングフェースを採用しています。顔はマッスルバックのようにシャープな顔ですが、中空構造なので、低重心で球が上がりやすい。実際にトップアマの方が使ってくれて評判もいいですね」(和宏エンタープライズ広報)。外見がマッスルのようにカッコよくて、性能がやさしいとなればアマチュアゴルファーはくいつくだろう。
『ミステリー』から発売されるウェッジとアイアンは、まさに”ミステリアス”で高品質の性能を秘めている。一度打ってみたいものだ。
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