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外ブラの“コアモデル”対抗の9Kヘッドと、初の2種類のシャフト!ネクスジェン『NS250』がJGFでお披露目【打ってみた】

外ブラの“コアモデル”対抗の9Kヘッドと、初の2種類のシャフト!ネクスジェン『NS250』がJGFでお披露目【打ってみた】

ジャパンゴルフフェア2025の試打レポート!

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年3月8日 08時54分

2本の純正シャフトを選べるネクスジェン『NS250』ドライバー
2本の純正シャフトを選べるネクスジェン『NS250』ドライバー

7日~9日まで開催される「ジャパンゴルフフェア2025」にて、ゴルフパートナーが『NEXGEN』の新作ドライバーを発表。「Find the Best!」と謳う、初の赤と青の2種類の純正シャフトを用意した、『NS250』を4月11日に発売予定で、同社が長年契約する安楽拓也プロがフィッティングしてくれた内容が興味深かったため、レポートしていきたい。

■2種の純正シャフトは「出来が良すぎた」ため
 
遠目の看板でも目立つブルーの差し色で「どこの外ブラの新作だろう?」とブースに近づくと、『NEXGEN』の新作と気づいて驚いた記者。正直、ネクスジェンの歴代作の中でも傑出して良いデザインと思い、フィッティングしていた安楽プロと担当者の西村氏に話を聞くと、2人による火傷しそうなほどの気合作と判明。
 
「ネクスジェンのドライバーとしては9代目となりますが、僕(西村氏)が長年温めてきたものを形にしていて、ゴルフパートナーのドライバーの売れ筋の7割近くが外ブラのコア(真ん中)モデルなので、そこに対抗すべく、全精力を注いでフルチタンで9KのMOIを達成した上、標準で前4g/後14gの可変ウェイトを搭載しました」(西村氏)
 
また、開発途中のプロトタイプ選定時からテスターを長く務めた安楽プロも、性能に自信満々な様子。
 
「前後のウェイト可変と、2種類のREDとBLUEのシャフトで、大手メーカーの細かなフィッティングすら必要がないことを証明してみせますよ。これまでのネクスジェンも大手メーカーも同様に、純正シャフトは1種類の最大公約数的なものを用意しがちでしたが、2種類にしたのは赤と青の両方が良すぎるから。調節製を細かく求める必要もなく、1フレックスの純正シャフト2つと、前後のウェイト入れ替えだけで最大飛距離を狙えますから」(安楽プロ)
 
■安楽プロのフィッティングが効く!?
 
聞けば、午前中にインドのゴルフショップのバイヤーがトラックマンで300yd近くを放ち「どうすれば取扱いできる?」と聞かれ、中国のバイヤーも330ydをマークし「すぐ大量ロットで扱いたい」と言われる好結果が出たとか。「そこまで言うなら」と、記者も騙されたと思って試してみることにした。
 
冒頭からエースを聞かれ、タイトリスト『GT2』(10.0度)に『24ベンタスブラック』(5S)だと告げると、一瞬思案した安楽プロが「僕と近いタイプかもしれませんが、先しなりのREDも手元しなりのBLUEも、両方いけるかも。僕自身が前後のウェイト入れ替えで、合うシャフトが赤と青で変わるタイプなんですよ」と言いつつ、記者に標準設定の「RED」から手渡す。
 
重いウェイトが後方の1球目は270ydのフェードで、2球目も269ydのストレートと、記者の苦手な先しなりの割には振りやすい。続いて、同じ重ウェイト後ろのBLUEも試すとタイミングが合わず振りづらいものの、68.9m/sと高初速が出るが、幾分気持ち悪さは払拭できず。安楽プロは「僕の見立てでは浅重心のBLUEがオススメで、これでその場で何も考えずに回転すれば、スイングも良くなるはず」と言い、重ウェイトが前のREDを「シャフトの感じ方は変わると思いますよ」と手渡す。
 
これが安楽プロの言う通りで、後方に重ウェイトを配置した時より、シャキッとしてしなり量が一気に減ることに驚くものの、タイミングが合わずに右プッシュを連発。最後に、安楽プロの見立て通りの重ウェイトが前のBLUEを打ってみた。すると、いきなり69.8m/sで286ydのフェード、続いて69.7m/sで290ydのフェードが出て、振りやすいためかHSも1.5m/sほど上がって47m/s前後に。
 
■赤も青も、振動数は220cpmとは思えない!
 
安楽プロは「だから、2種類シャフトが必要な理由が分かったでしょう? 記者さんは赤青どっちでもいけるけど、最大飛距離を狙うなら、浅重心の青の方がスイングも回転系で良くなります。試作から膨大なテストをしてきたから当然の結果で、正直、大手メーカーのどの調節製に優れたドライバーよりも、ネクスジェンの方が結果出ると分かってますから!」としたり顔。担当者の西村氏も、細かな数字を明かし、こう話していた。
 
「実は、BLUEのシャフトには『TS』、REDには『SS』と表記していますが、この意味は『TS=手元しなり』、『SS=先しなり』の略で、真逆の特性でも両方とも振動数は220cpmしかないワンフレックス。でも、そこまで柔らかいと言われるまで気づかなかったでしょう? それに、ヘッドも高強度でバネ性に優れた“禁断の素材”と言われるβチタンを採用して、CT値も大手メーカーよりもかなり攻めた作りで飛距離性能にもこだわっていますし、過去最高の出来と社内でも評判の自信作です」(西村氏)
 
これまでのネクスジェンのドライバーは「300gを切る軽量モデルがほとんどでした」と苦笑いで振り返る西村氏。今作は外ブラ各社のど真ん中に対抗したと言う通り「重量は300gで、ゴルフパートナーのドライバーの売れ筋の8割以上がこの重さですから、多くの方のど真ん中と言い切れます」と話している。税込価格は74,800円で、FW・UTも今後デビューを控えているという。(編集部M・K)

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