シン貧打爆裂レポート『ステルス2 フェアウェイウッド プラス/ノーマル/HD』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2023年3月2日 08時00分
■ロマン派ゴルフ作家語る
最初に、興味津々だった『ステルス2 プラス フェアウェイウッド』の「スライディングウェイト50g」が、どんなふうに機能したかをレポートします。
結論から書くと、中央にセットしたときのバランスが使いやすく、最もフェース寄りにしたり、後方にしたりすることで、極端な変化は起きませんでした。若干、振りづらさを感じた程度の差でした。例えば、ボールの高さは、ほとんど変わらなかったのです。変わったと思ったのは、スピン量で、最もフェース寄りにセットしたときは、ドロップ気味のボールが出ました。
推測ですが、この変化のなさは、僕のヘッドスピー40m/sの限界だと思われます。もっとヘッドスピードがあるゴルファーであれば、高度が出る分、このシステムが有効になるのだと感じました。
3本共通で、最初の印象は、構えやすいフェアウェイウッドだなぁ、でした。ヘッドシェイプもフェースの見え方も、とても良い感じだったのです。
テーマの一つだった僕のヘッドスピードでも使えるか? ですが、3本共に、十分に使用できると感じました。特に『ステルス2 フェアウェイウッド』と『ステルス2 HD フェアウェイウッド』は、ミスしても結果が出やすいという意味で、良くできていると感心しました。
ドローバイアスは、3本共に感じて、『HD』が一番強いのですが、ドライバーほどではありませんでした。スライス防止としては、ちょっと頼りないですが、とらえる動きを上手く使えるゴルファーにとっては、とても扱いやすいフェアウェイウッドになっています。
ドライバーと比較すると地味で、魅力もないと感じるゴルファーもいると思いますが、『ステルス2 プラス フェアウェイウッド』は、ハードヒットするゴルファーや、小さめで締まったヘッドが好きなゴルファーにオススメします。
『ステルス2 フェアウェイウッド』は、ボールを拾いやすく、ミスヒットに強いフェアウェイウッドを探しているゴルファーにオススメです。
『ステルス2 HD フェアウェイウッド』は、スライス防止ではなく、ボールが低めで3番に苦手意識がある人や、パー3のティーショットで使いたいようなゴルファーにオススメします。16度のロフトなのに、15度のロフトのスプーンに負けない飛距離が出ている時点で、素晴らしいのです。
『ステルス2』というブランドのフェアウェイウッドは、奇をてらうことなく、オーソドックスに作ってあります。それ故に、少しむずかしく見えてしまう弱点になっている感じがしました。フェアウェイウッドが得意なゴルファーにとっては、アドレスしただけでナイスショットが想像できる感覚があると思います。
見た目を無視して、フェアウェイウッドが苦手なゴルファーにも手にして欲しいと思わせるのが『ステルス2』のフェアウェイウッドです。
■試打クラブスペック
『ステルス2 プラス フェアウェイウッド』
ヘッド素材 :チタン [6-4 Ti] +カーボンクラウン+スライディングウェイト(50g)
フェース素材:チタン [6-4 Ti]
ヘッド体積 :170cc
ロフト :15度(18度もあり)
ライ角 :57度(最大61度まで)
シャフト :Diamana TM50 ('23)(S)
長さ :43.25インチ
『ステルス2 フェアウェイウッド』
ヘッド素材 :ステンレス [450SS] +3Dカーボンクラウン
フェース素材:マレージング鋼[C300]
ヘッド体積 :185cc
ロフト :15度(16.5度、18度、21度、24度もあり)
ライ角 :57度
シャフト :TENSEI RED TM50(S)
長さ :43.25インチ
『ステルス2 HD フェアウェイウッド』
ヘッド素材 :ステンレス [450SS] +3Dカーボンクラウン
フェース素材:ステンレス [450SS]
ヘッド体積 :200cc
ロフト :16度(19度、23度もあり)
ライ角 :58度
シャフト :TENSEI RED TM50(S)
長さ :43.25インチ
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』