<AT&Tペブルビーチ・プロアマ 最終日◇2日◇ペブルビーチGL(カリフォルニア州)◇6972ヤード・パー72>
PTAツアーの最終日は、首位と1打差で出たローリー・マキロイ(北アイルランド)が1イーグル・5バーディ・1ボギーの「66」をマーク。トータル21アンダーまで伸ばし、今季自身初戦でツアー通算27勝目を果たした。契約する米国テーラーメイドも勝利を称え、『TP5』ボールへ変更した経緯やテストの裏側、マキロイの使用コメントなどを明かす。
「象徴的なペブルビーチでのマキロイの勝利の裏話は、ペブルビーチでティアップする1週間前に、マイケル・ジョーダンのコースで練習したことから始まります。マキロイはショートゲームエリアで練習した際、グリーン周りで数ショット打ちTP5の感触に興味をそそられました。アイアンのフルショット試打では、TP5の打出角は約1度低く、スピンはTP5xと同等でした。
グリーン周りでよりソフトなTP5の利点を活かし、マキロイはドライバーでもTP5xと同じボールスピードを維持しました。最初のテストセッションが終わると、ローリーはペブルビーチに到着し、火曜日の練習ラウンドでTP5の性能をテストしました。午後遅くにモントレー半島を18ホール回った後、TP5はバッグの中に入りました」(同社ツアー広報)
また、『MG4』ウェッジの60°LBを61°に曲げる変更をして今季に臨んでおり、今大会ではSG:アラウンド・ザ・グリーンで「+2.429」と、フィールド2位になった。ボール変更について、マキロイはこう言う。
「(TP5は)偶然見つけたんだ。TP5xの代わりにTP5でチップショットを打ち始めて、そのフィーリングがとても気に入ったよ。2024のTP5はあまりテストしたことがなかったんだけど、グリーン周りでの反応が気に入った。その後、60ヤード、70ヤードのショットを打っていくと、打ち出し角はずっと低くなって、スピン量が増えたんだ」(マキロイ)
【ローリー・マキロイの使用ギア】※全てテーラーメイド
1W:Qi10(9.0°ベンタスブラック6X)
3W:Qi10(15.0°ベンタスブラック8X)
5W:Qi10(18.0°ベンタスブラック9X)
4I:P·760(プロジェクトX 7.0)
5I~9I:Rors Proto (プロジェクトX 7.0)
P,A,S,LW:MG4(46SB,50SB,54SB,60LB プロジェクト X 6.5)
PT:スパイダーツアーX
BALL:TP5