シン貧打爆裂レポート『Qi10 LS ドライバー』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2024年2月7日 10時09分
注目ポイント
テーラーメイドは『Qi10 LS ドライバー』を2022年2月2日に発売しました。
『Qi10 LS ドライバー』のコピーは“次世代のやさしさを探究”です。
名称にも入っている『10』は、10K=10,000の意味です。フェースの左右の慣性モーメント(MOI)と上下の慣性モーメントの合計値が10Kに近いことからの命名です。
コピーでも語っていますが、慣性モーメントが大きくなると、ヘッドを回転させるのに、より力が必要になり、インパクト時にフェースの左右や上下にボールが当たったとき、ヘッドが当たり負けしないのでやさしいドライバーになるというのが最大の狙いです。
ただ、今までの常識だと慣性モーメントが大きいドライバーは、深重心ゆえのスピン量の増加があって、LS=低スピンのドライバーとの相性がよくないと考えられるのです。
それを乗り越えて、やさしく打てるドライバーに『Qi10 LS ドライバー』はなっているかどうか?
興味津々です。
『Qi10 LS ドライバー』で注目したのは、青くなったカーボンフェースです。
『ステルス』の赤いフェースが進化したようです。
そして、ソールにある弾道調整機能の「New エアロトラック スライディングウェイト」です。小さな構造ですが、なんと18グラムの重さが移動するようになっているのです。
左右の弾道調整機能は、おまじない程度のものもあれば、強烈に機能するものもあります。『Qi10 LS ドライバー』はどうなのか? これも興味津々です。
『Qi10 LS ドライバー』は、同時に発売される『Qi10 ドライバー』、『Qi10 MAX ドライバー』の3本の中で、最も上級者向けのツアープレーヤーユースモデルです。
繰り返しになりますが、それでいて、やさしさを両立しているのでしょうか?
ブランド名を一新した『Qi10 LS ドライバー』は、僕でも打てるのか?
楽しみながら試打しました。
試打した日は、快晴で、気温は-4℃~9℃。微風でした。
使用したボールは、使い慣れていてクラブの影響だけに集中できる『TOUR B X』です。
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』