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スピン量で選ぶ! 最新3番ウッド30機種を徹底分析‼  2300回転と2600回転が決め手

スピン量で選ぶ! 最新3番ウッド30機種を徹底分析‼  2300回転と2600回転が決め手

キャディバッグの飾りではない“本当に使える”3番ウッドを見つけるため、6タイプに分けた最新モデル30本を徹底試打。この中から自分にピッタリの1本を見つけて、コース攻略の武器を手に入れよう。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年6月24日 20時00分

弾道の高さとつかまりを軸にして、プロ飯沼大輔の試打評価を元に、最新3番ウッド30機種を分類
弾道の高さとつかまりを軸にして、プロ飯沼大輔の試打評価を元に、最新3番ウッド30機種を分類
打ち出しが高くてなおかつスピン量が多く、トップ目の当たりでも球が浮くのが特長。ヘッドスピードが遅く3番ウッドで地面から球を上げられない人にオススメ
球が上がりやすく、なおかつスピンがかかり過ぎないのが特長。キャリーが出やすく、ヘッドスピードは遅めだが、3番ウッドでもある程度飛ばしたい人に合う
中~高弾道ボールで、適度にスピンがかかるのが特長。幅広いヘッドスピードの人がキャリーで飛距離を出せるし、球筋や弾道の高さを打ち分けられるモデルが多い
中~高弾道の低スピンボールで飛距離性能が高い。力強い弾道でキャリーとランが出やすく、ある程度ヘッドスピードが速くて3番ウッドに飛びを求める人に合う
打ち出しが低くて弾道は低めだが、適度にスピンがかかるのが特長。飛距離性能の高さと操作性をバランス良く備えていて、狭いホールでのティショットにも使える
打ち出しが低くて、なおかつスピン量が少ない飛距離重視モデル。パワーヒッターが叩いてもスピン量が増えず、風に負けない超強弾道ボールで大きく飛ばせる
最新FWのカチャカチャ機能付きは13/30本で割合は43%。去年は21/38本の55%だったので10%以上減少。「最近はFWで設定を変える人が少ないし、ネックに重いカチャカチャを付けないことで、より低重心にするためだと思います」(飯沼)
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打ち出しが高くてなおかつスピン量が多く、トップ目の当たりでも球が浮くのが特長。ヘッドスピードが遅く3番ウッドで地面から球を上げられない人にオススメ

3番ウッドは上がるタイプと飛ばすタイプに大きく分かれ、弾道の高さとスピン量によって6タイプに細分化される。これにより、すべてのゴルファーがヘッドスピードとプレースタイルに合わせて自分に合うモデルを見つけることができる。

スピン量で6タイプに分類! 最新3番ウッド30機種の徹底解剖‼ 弾道高さ23Yと27Yがカギ

自分にピッタリのモデルを見つけるために、3番ウッドの弾道の高さとスピン量をそれぞれ3つに分類した。最新3番ウッドの弾道をトラックマンで計測。ギアに詳しいプロ飯沼大輔がドライバーのHS45m/s相当で打ったときの数値を基準に、分けている。

【弾道の高さ】
高弾道 27ヤード以上
中~高弾道 23~27ヤード
低~中弾道 23ヤード以下

【スピン量】
高スピン(多い) 2,600回転以上
適正スピン 2,300~2,600回転
低スピン(少ない) 2,300回転以下

ヘッドスピードが遅くて地面から球を上げるのが苦手な人は、球の高さが27ヤード以上の高弾道モデルが適している。その中でも、とにかく球を上げたい人はスピン量が2600回転以上の高スピンモデルを、球を上げつつある程度飛距離も欲しい人は2300〜2600回転の適正スピンのモデルが合う。

ヘッドスピードが速くて飛距離重視の人は、球の高さが23ヤード以下の低〜中弾道モデルが適している。その中でも、球の強さと飛距離にこだわる人はスピン量が2300回転以下の低スピンモデルを、飛距離を出しつつイメージ通りにターゲットを狙いたい人は2300〜2600回転の適正スピンのモデルがおすすめだ。

また、幅広いヘッドスピードのゴルファーに合うのが球の高さが23~27ヤードの中〜高弾道モデルである。その中で飛距離重視の人はキャリーとランで飛ばせる2300回転以下の低スピンモデルを、安定してキャリーで飛ばしたい人や、球筋や弾道をコントロールしたい人は2300〜2600回転の適正スピンのモデルを選ぼう。

今回は弾道の高さとつかまりを軸にして、テスター飯沼の試打評価を元に、最新3番ウッド30機種を分類している。高弾道かつ球をつかまえたい人は、左上に位置するモデルがオススメだ。低スピンのライナー弾道で飛ばしたいという人は、右下に位置するモデルを選ぶといい。

最後に、女子プロなどに流行している3番ウッド選びの傾向を紹介。西村優菜は1Wに『パラダイム◆◆◆S』という浅重心ヘッドを使っているが、3Wには『パラダイムAiスモークMAX D』という重心深度が深くてつかまりのいいモデルを選んでいる。芝から打つ場合、1Wよりも楽に球が上がりやすいモデルを選ぶのも一つの方法だ。実際の3番ウッド選びの参考にしてほしい。

西村は3Wだけ、重心角が大きく深重心ヘッドを使用。クラブで球をつかまえて高弾道に打っている
3W:キャロウェイ パラダイムAiスモークMAX D(15度、スピーダーNXブラック 50SR)
3Wはドライバーよりも重心深度が深いモデルで、高弾道に打っている
1W:キャロウェイ パラダイム◆◆◆S(9度、スピーダーNXグリーン 50SR)
1Wは浅重心ヘッドで、強い弾道で飛距離を稼ぐ意図が見られる
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西村は3Wだけ、重心角が大きく深重心ヘッドを使用。クラブで球をつかまえて高弾道に打っている (撮影:GettyImages)


【今回試打した3番ウッド】
『TYPE 1:高弾道&高スピン』
ダンロップ ゼクシオ13
ピン G430 HL MAX
ブリヂストンゴルフ B2 HT
コブラ DARKSPEED MAX
タイトリスト TSR1
マジェスティゴルフ マジェスティ プレステジオ13

『TYPE 2:高弾道&適正スピン』
テーラーメイド Qi10 MAX
キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE MAX D
キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE MAX FAST 
ブリヂストンゴルフ B3 MAX
グローブライド オノフ フェアウェイ アームズ AKA 
つるや アクセル ゴールド プレミアム

『TYPE 3:中〜高弾道&適正スピン』
ダンロップ ゼクシオ エックス
ミズノ ST-MAX 230
ヨネックス EZONE GT
ピン G430 MAX
タイトリスト TSR3
本間ゴルフ BERES

『TYPE 4:中〜高弾道&低スピン』
テーラーメイド Qi10
キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE MAX
ヤマハ RMX VD
タイトリスト TSR2

『TYPE 5:低〜中弾道&適正スピン』
ブリヂストンゴルフ B1 ST
グローブライド オノフ フェアウェイ アームズ KURO
プロギア RS
コブラ DARKSPEED X

『TYPE 6:低〜中弾道&低スピン』
テーラーメイド Qi10 ツアー
キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE ♦♦♦
コブラ DARKSPEED LS
フォーティーン FX-003

■試打・飯沼大輔
いいぬま・だいすけ/ 1978年生まれ。2015年プロ入り。正確なショットに定評があり、2017年に神奈川県オープン優勝。現在は主宰する「Accuracy Golf Studio」でインストラクターを務めている

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 ●残り160~190ヤードはどんな番手を入れるのか迷うところ。迷う人には関連記事【160~190ヤードを攻略! 最新ユーティリティ23機種のタイプ別選び方ガイド】がオススメ。これでピッタリモデルが分かるかも……。

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