『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE #9 』はL字なのにオフセンターヒットで距離が落ちない!
ベストスコア「67」、ホームコースのハンディキャップ「0」を誇る、貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2024年8月1日 21時45分
ドライバーのヘッドスピード40m/sのアマチュアゴルファーでも、最新ギアを使いこなせるのか? ベストスコア「67」の元競技ゴルファーでロマン派ゴルフ作家の篠原嗣典が実際にコースに持ち込んで検証しました。
オデッセイは、『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE #9 パター』を公式オンラインストアとCALLAWAY EXCLUSIVE 取扱店舗のみの数量限定で、2024年5月30日に発売。
『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE #9 パター』のコピーは“プロのための仕様を扱う新ライン、通常製品に存在しないL字マレット”です。市場に出ている『Ai-ONE パター』のラインアップには、L字マレットの#9は入っていないのです。L字ファンのゴルファーには、無視できない注目ポイントです。
今回、発売された『TOUR BAG COLLECTION』のパターは、9機種になります。すでに、いくつかのパターは試打ラウンドのインプレッションが公開されていますが、個人的に長年L字使いとして#9型のパターを愛用してきた関係もあり、追加として、『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE #9 パター』を試打することにしたのです。
『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE #9 パター』の特徴は、バックフランジが平らなことです。通常の#9は、中央に凹みがあり、トウとヒールにボリュームがあるのですが、それがないのです。そして、通常ならあるサイトラインもありません。代わりに、ブレードの上にドットが一つ、あるのです。まさに、ツアープロのリクエストが具現化した特別なパターになっているようです。
シャフトも、新しい「STROKE LAB 90 シャフト」で、シャフトに貼れたシールが通常とは違うものになっていて、グリップもブルーラバーのPistolタイプが装着されて、特別感を演出しています。
『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE #9 パター』で、最も目を引くのが、フェースが「ホワイト・ホットフェース」のように見える「Ai-ONE・インサート」なのです。オフセンターヒットをしても、距離のロスが出にくく、方向性のズレも出にくい機能が、L字パターの弱点を補ってくれると考えると期待させます。
色々とこだわりを確認して、『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE #9 パター』を打ってみたくなりました。試打した日は、晴れで、気温は19℃~28℃。グリーンは8.5フィートの速さ。使用したボールは、使い慣れていてクラブだけの影響に集中できる『TOUR B X』です。
【打感・打ち応え】
『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE #9 パター』の打音ですが、音量はやや大きめで、音質は硬質で高音、残響が少なめの締まった良い音です。打ち応えは、軽めでカチッとしています。手応えは敏感で、L字独特の感覚があります。
【構えやすさ・方向性】
『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE #9 パター』は、方向性はシンプルに構えやすく、ハンドファースト気味のゴルファーに合っています。飾りがないことが、ストローク中の集中力アップに役立っています。
【距離性能】
『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE #9 パター』の距離感は、素直で、よく転がります。カチッとした感触が合うホワイト・ホットフェースが好きなゴルファーには合わせやすいといえます。「Ai-ONE・フェース」の機能であるオフセンターヒットした時でも、距離のロスは目立ちませんでした。これにはちょっとビックリしました。
【ロマン派ゴルフ作家語る】
『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE #9 パター』の第一印象は、ヘッドカラーとヘッドデザインがマッチしていて、とても良い、ということでした。
実際に打ってみると、よく転がることに驚きました。最近のパターは、速いグリーンでもしっかり打てるように、転がり過ぎないようにチューニングされている傾向がありますから、ある意味で、懐かしさもあり、興味深くもありました。
ただ、ボールが転がるのには、芯をしっかりと打ち抜く必要があります。少しでも芯を外せば、距離がロスするのがL字のパターの特徴でもありますが、『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE #9 パター』には、それは該当しないのです。少しのオフセンターヒットなら大丈夫でした。
#9は使い慣れているので、短いパットにかんしては、試打ラウンドで実に気持ち良く打てて、全て入りました。そこで感じたのは、「Ai-ONE フェース」の効きです。ロングパットでの距離のロスをなくしてくれるだけではなく、短いパットでも方向性のブレを軽減する効力が発揮されていると感じました。
僕は色々と訳ありで、今、パターを替えることはありませんが、もし、そうではなかったら『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE #9 パター』を迷わずエースパターにしたと思います。そのくらいの出来の良さでした。L字パターが好きで、かつ、#9が好きなゴルファーには『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE #9 パター』をオススメします。最先端のテクノロジーを堪能できます。
『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE #9 パター』は、限定発売で、試打をした時点で予想よりも売れているという話でした。興味があるゴルファーは、急いで在庫を確認してください。特別なパターは、数量限定だからこそ価値があるともいえるのです。
【試打ギアスペック】
『TOUR BAG COLLECTION Ai-ONE #9 パター』
ヘッド素材 ステンレススチール+ポリカーボネート
フェース Ai-ONE・インサート
ロフト 3.0度
ライ角 70度
長さ 34インチ
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。ベストスコア「67」、ハンディキャップ「0」
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