テーラーメイド『Qi10』シリーズを発表。『Qi10 MAX』は上下左右MOIが1万越えを達成!
テーラーメイドが2024年の新商品を発表した。
配信日時:2024年1月10日 02時51分
10日、テーラーメイドが新商品『Qi10』シリーズを発表した。名の由来は「Quest 10K Inertia(1万MOIの探求)」の意味となり、既にマキロイ、タイガー、フリートウッド、ネリー・コルダ、モリカワら契約プロたちも実戦投入済みで、目玉となるのは同社史上最もやさしいモデル『Qi10 MAX』の上下+左右の慣性モーメント(MOI)だ。
「ゴルファーにとって10K MOIが意味するものとは、最も単純な形で【MOIが高い=寛容性が高い】となります。より高いMOIにより、オフセンターインパクト時のヘッドの回転(ネジレ)が減少し、ミスヒット時のボールスピードを保護し、より安定した打ち出し条件を提供します。これは測定可能な許容性です。
『Qi10 MAX』ドライバーは1万g-cm ² (10K)の合計MOIを誇り、これは先進的な軽量素材、再発明したヘッド形状や戦略的な重量配置の成果です。『Qi10 MAX』の寛容性は、一般ゴルファーからN・コルダやC・モリカワのようなメジャー覇者まで、あらゆるスキルレベルのゴルファーにメリットとなります」(米国テーラーメイド広報)
公開された高速度カメラのインパクト映像では、10Kではない『ステルス2HD』と、10Kの『Qi10 MAX』の19㍉トウに外した時のヘッドへの影響を可視化。『ステルス2HD』は当たり負けてフェースが開くと同時にロフトが大きく増えて初速ロス、打出しロスで前に飛ぶ力が小さくなった。ところが、10Kの『Qi10 MAX』は同じ打点で当たり負けが格段に少なく、フェースも開かず強く目標に押せることが分かる。
単なる10Kではなく、カーボンウッドだからこそ、適正スピンで捉えられることもメリットだ。同社ハードグッズプロダクト担当の高橋信忠氏は「MOIを上げるとフェース面上の重心位置が上がってスピン量が増えがちですが、軽量のカーボン素材を使って重心位置をあげずに10Kを達成する、相反する設計を実現させた」と胸を張る。
『ステルス2HD』よりも8㍉投影面積が後ろに大きくなった『Qi10 MAX』(本体価格87,000円)以外にも、やや後ろに長くなった『Qi10』(本体価格87,000円)、低スピン仕様で空力も向上、マキロイらが投入した『Qi10 LS』(セレクテッドストア対応、本体価格9万円~)の3機種のドライバーが用意され、FW(Qi10 MAX/Qi10/Qi10 TOUR)、レスキュー(Qi10 MAX/Qi10/Qi10 TOUR)も3機種展開だが、アイアンは『Qiアイアン』1機種だ。