球が上がってミスにも強く操作性もある! 残り190ヤードの万能戦士『ウッド型UT』6タイプ26本を徹底分析
グリーンまで残り190ヤード。使うクラブの選択肢の中で最もバランスが取れているのがウッド型ユーティリティだ。
配信日時:2024年1月30日 09時36分
グリーンまで残り190ヤード。使うクラブの選択肢としてはロングアイアイン・アイアン型ユーティリティ・ウッド型ユーティリティ・9番ウッドとあるが、その中で最もバランスが取れているのがウッド型ユーティリティだ。とにかく球の上がりやすい9番ウッドや、強い球が打てるアイアン型ユーティリティといったような突出した長所は少ないものの、合うモデルを選べば初級者からトッププロまで全てのゴルファーが使える。
ウッド型ユーティリティはとにかくモデル数が多い。今回は以下の6タイプに分類した。
確実にグリーンの近くまでボールを運ぶには、自分の技術レベルやプレースタイルに合うモデルを選ぶ方がいい。例えば、どんな場面でも真っすぐグリーンを狙う人は「直進性が高い」モデル。状況によって球を打ち分けたい上級者は「操作性が高い」モデルが合う。また、「強弾道で飛ぶ」モデルはパワーヒッター向き、「高弾道で止まる」モデルはヘッドスピードが遅い人向きで、スライサー向きの「つかまりがいい」モデルや、左を気にせず打てる「フェードで狙う」モデルもある。自分に合うモデルを選べばショットの精度も上がり、グリーンに乗る確率もアップする。
【TYPE1:直進性が高い】
スクエアに構えやすくてスイートエリアが広い。ストレートボールが出やすく、どんな状況でもシンプルに真っすぐターゲットを狙う人向き。
【TYPE2:強弾道で飛ぶ】
風に負けない低スピンボールが打てるパワーヒッター向き。飛距離性能が高く、ロングホールの2打目でグリーンを狙ったりティショットでも使える。
【TYPE3:操作性が高い】
フェースコントロールがしやすく、風やコースの状況によって球筋や球の高さを打ち分ける上級者向き。ラフや傾斜地などライへの対応力も高い。
【TYPE4:つかまりがいい】
ダウンスイングからインパクトにかけてフェースがターンしやすく、フェースが開いて当たるスライサーでもオートマチックにドローが打てる。
【TYPE5:フェードで狙う】
球のつかまりを抑えた、左を気にせず打てるクラブ。スピンの効いたフェードが打ちやすく、距離を打ち分けたりグリーンに止めることも可能
【TYPE6:高弾道で止まる】
球が上がりやすくて、ヘッドスピードが遅くてもスピンの効いた高弾道ボールでキャリーを出せる。飛距離よりもグリーンに止めることを重視する人向き。
■試打/解説:海老原秀聡
えびはら・ひであき/2012年プロ入り。現在は「GOLF&FITNESS POINT芝浦」でインストラクターを務めている。正確なショットに定評があり、最新のスイング理論はもちろんギアにも精通している
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