今季のメジャー覇者は「全員コード入り」。ゴルフプライドがメジャーに強い理由
クラブとの唯一の接点である、グリップに関するツアーレポート。
配信日時:2023年6月22日 07時34分
先週、今季のメジャー第3戦「全米オープン」が終了したが、ゴルフプライドを展開する日本フェイウィックから、今季のメジャー大会に関するツアーレポートが届いた。
▶▶ウィンダム・クラークが全米オープン制覇。話題の10年前の『ジェイルバード』はファウラーも使用
「第123回全米オープンで優勝のウィンダム・クラーク選手は『ツアーベルベットコード』を使用しており、2位のローリー・マキロイ選手は左手(グリップエンド側)部分がコード入りの『MCCブラック』でした。また、今年のメジャー全てでゴルフプライドが勝利しています。マスターズで勝利のジョン・ラーム選手が『MCCレッド』で1勝し、今回の勝利で『ツアーベルベットコード』が全米プロのブルックス・ケプカ選手に続くメジャー2連勝となり、コード入りグリップが3連勝する形となりました。
『ツアーベルベットコード』はフルコードで摩擦に強く、雨や汗にも強いです。マスターズや全米プロでも雨の日があったせいか、コード入り(MCC、ツアーベルベットコード、Zコード)使用選手が上位にきていました。そして、一般アマの場合にもコード入りは梅雨時期に効果的かと思われます。プロは雨の過酷な状況で試合をするため、全天候型のMCC(ラバーとコードの融合)がツアーで人気が高く、国内男子ツアーではご存じの通り石川遼選手が『MCCチームス』を使用中です」(同社広報)
今年のメジャーだけでなく、下記のように現在メジャー10連勝中のゴルフプライド。2021年のマスターズで勝利した松山英樹はイオミック『X-GRIPハードフィーリング』だが、それ以後は下記の錚々たる選手たちがゴルフプライドを愛用してメジャー勝利を続けている。それもそのはず、これまでのメジャー覇者の85%が使用し、昨年のメジャー出場選手の約9割が愛用するだけに、これも当然の数字と言えるだろう。
【直近のメジャー覇者の使用グリップ】
21全米OP/J・ラーム▶MCCレッド
21全英OP/K・モリカワ▶Zコード
21全米プロ/P・ミケルソン▶MCCホワイト
22マスターズ/S・シェフラー▶ツアーベルベットラバー
22全米プロ/J・トーマス▶ツアーベルベットコード
22全米OP/M・フィッツパトリック▶ツアーベルベットラバー
22全英OP/C・スミス▶ツアーベルベットスーパータック
23マスターズ/J・ラーム▶MCCレッド
23全米プロ/B・ケプカ▶ツアーベルベットコード
23全米OP/W・クラーク▶ツアーベルベットコード
上記の通り、直近のメジャー10連勝のうち、グリップエンド側がコード入りの『MCC』が3勝、フルコードの『ツアーベルベットコード』が3勝と、計7勝がコード入りグリップだった。コード入りは握った感触がややしっかりになるが、梅雨時季のプレーで滑りやすさを自認するなら「まずはグローブ装着した手で握る部分はコード、素手で握る部分はラバーと2種類の機能を融合させたハイブリッドグリップの『MCC』から検討してみては」とのこと。