蛭田みな美のウェッジは、なぜ1本だけボーケイ? 「揃えていた頃より結果がいい」
昨年、ツアー初優勝を飾った蛭田みな美。そのバッグの中にある3本のウェッジを見ると、48度がピン、52度がボーケイ、58度がピンとなっている。なぜ1本だけメーカーが違うの?
配信日時:2024年1月23日 06時00分
2023年、プロ8年目で待望の初優勝を果たした蛭田みな美。クラブ契約フリーで気に入ったモノを自ら購入してきたが、ウェッジを見ると48度と58度はピンなのに、その間の52度だけノーメッキのボーケイとなっている。理由を聞くと、「3本揃えていた頃よりもアプローチの結果が断然良くなったんです」と蛭田はいう。
「以前はバンカーショットが上手くいかず、ピンを試したら開きやすくて上がりやすくて良かった。それでアイアンもピンに替えて、48度はピンの50度を立ててショット用で使っています。でも、52度に関してはアプローチメインでボーケイの方がピッチ&ランの感触が良くて、芝も突っかからずソールの抜けもいい。3本がバラバラでもまったく問題ないどころか、むしろ良くなりましたよ(笑)」
ただし、バランスには気を遣っており「58度が軽かったので、鉛を張ってD0からD2にしています」とのこと。ウェッジのメーカーやモデルを揃えたほうがバッグの中でしっくりくるが、スコアを重視するなら、あえて揃えない蛭田の選択もアリだ。