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木工ボンドでアイアンフェースの汚れが取れちゃうって知ってた⁉

木工ボンドでアイアンフェースの汚れが取れちゃうって知ってた⁉

春になって暖かくなりいざラウンドに行こうとしてクラブを見たときに、汚れやサビでヘッドがくすんでいたら良い気分も台無しだ。今回は、クラブを新品以上に光り輝かせ自分で簡単にできる「お手入れ」方法を紹介したい。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年3月27日 11時00分

身近なものを使うとクラブの手入れはグッと楽になる。なんと木工ボンドも使用するらしい
身近なものを使うとクラブの手入れはグッと楽になる。なんと木工ボンドも使用するらしい
ミゾの汚れは、ブラシなどで取り除けるが、あまり強くこするとフェース面にキズがつく。「木工用ボンド」をミゾの中までしっかり塗りつければ、汚れを包み込んで固まり、乾いた後はキレイに剥がせる
金属磨き用の「ピカール」をタオルに少量取り、ヘッドやシャフトを軽くこするように磨いていく。最近の複雑な構造のヘッドは、隙間に液が入りやすいので、つまようじなどでかき出そう
表面の汚れが取れたら、フェース面に「木工用ボンド」を塗布。可能なら一晩ほど置くと、しっかり乾燥して、キレイに剥がしやすくなる
よりヘッドを輝かせ、キレイを長持ちさせるには、メッキを保護するコーティングに挑戦しよう。バイクなどのお手入れに使う「メッキ磨き剤」と「メッキ保護剤」がおすすめだ。キレイな布に薬剤を少量付け、ヘッド全体に塗り付けていけば、鏡のようにピカピカに仕上がりつつ、汚れも付きにくくなる
ヘッドはメッキの表面にごく小さい穴が開いており、そこに水が入ると腐食が起こる。「メッキ保護剤」などでコーティングすることで、穴が埋まり、汚れにくく、サビも出なくなる
「軽いサビであれば研磨剤でも取れますが、ガンコにこびり付いたサビは落とせません。無理に研磨すると、表面をキズ付ける可能性も。専用のサビ取りを使ってキレイに落としましょう」(齋藤)
【1W】基本的には「メラミンスポンジ」などでこするだけにした方がいい。 【ソケット】ホーゼルの部分は、水の侵入経路になって、クラブを破損する原因になる。ソケットが浮いて隙間ができていたら、ショップや工房で修理してもらおう。 【シャフト】カーボンは心配は少ないが、スチールは水を使って洗うとサビが浮きやすい。研磨剤などを使って、表面をやさしく磨くこと。 
「クラブをキレイにしても、それを収納するキャディバッグの中が汚れていたら台無しです。葉っぱやゴミが知らぬ間に入り込んでいることが多いので、逆さにしてゴミを落としたり、掃除機を入れてキレイにしましょう」(筒)
グリップエンドの穴は通常、接着用のテープで内側から塞がれているが、もし破けて水分が入ると一大事。スチールシャフトなどは、内部から腐食が進み、折れる危険がある。絶対に水分が入らないようにしよう
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ミゾの汚れは、ブラシなどで取り除けるが、あまり強くこするとフェース面にキズがつく。「木工用ボンド」をミゾの中までしっかり塗りつければ、汚れを包み込んで固まり、乾いた後はキレイに剥がせる

春になって暖かくなりいざラウンドに行こうとしてクラブを見たときに、汚れやサビでヘッドがくすんでいたら良い気分も台無しだ。今回は、自分で簡単にでき、クラブを新品のように光り輝かせられる「お手入れ」方法を紹介したい。

木工用ボンドをフェースにつけても本当に大丈夫? 作業風景を写真でお届け

ゴルフのクラブは、ノーメッキのウェッジやパターを除き、基本的には表面がコーティングされ、腐食しにくく作られている。しかし、濡れた芝やバンカーからのショットなど、過酷な状況で使ったあとにお手入れをしないで汚れをためると、サビが出るなど劣化が進む恐れがある。

ギアに精通する筒康博は、「クラブの汚れは、パフォーマンスの低下にもつながります」と指摘する。「汚れたグリップは滑りやすく、劣化も早くなりますし、フェース面も汚れが残ると構えたときの見た目や微妙な打感の変化が起こる可能性もあります。プロや上級者になるほど、クラブの手入れを大切にするのはパフォーマンスを出すことにつながるためです。そもそも、汚いクラブを使うよりも、キレイでピカピカなクラブの方がモチベーションも上がりますよね」。

そんな筒が、今回はアイアン&ウェッジをピカピカにする作業手順を教えてくれた。

【手順1】金属磨き用の「ピカール」でヘッドやシャフトをこするように磨く
【手順2】フェースに「木工用ボンド」を塗って乾かしてから剥がす
【手順3】キレイを長持ちさせるために「メッキ磨き剤」&「メッキ保護剤」でコーティング

アイアンやウェッジのフェース面に「木工用ボンド」を塗布し、一晩ほど置いて剥がせばゴミがキレイにとれるというから驚きだ。なお、「ピカール」を使うときは、磨きすぎないことを意識しよう。アイアンのヘッドはほとんどがメッキ加工されていて比較的手入れしやすいものの、キレイになるからと研磨し過ぎるとメッキが剥がれ、表面が腐食しやすくなってしまう。

まずはアイアンやウェッジからお掃除して、春のラウンドに備えてみてはいかがだろうか。

齋藤 大
さいとう・だい/インドアゴルフレンジKz亀戸店内にある「REAL SPEC GOLF」の代表・店長。精密な組み立てを得意とするクラフトマンで、ツアープロのクラブも手がける。ギアのお手入れ法にも精通

筒 康博
つつ・やすひろ/過去の名器から最新クラブまで豊富過ぎる知識を持つ通称“ギアコーチ”。インドアゴルフレンジKz亀戸店でヘッドコーチとして、日々アマチュアの悩みに応えている

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