リディア・コの契約はボールのみ! PINGとタイトリストを組み合わせ、金メダル&全英覇者に【勝者のギア】
この3週間で「夢のような」活躍を見せた、リディア・コの使用ギアについて。
配信日時:2024年8月27日 09時02分
<AIG女子オープン 最終日◇25日◇セント・アンドリュース・オールドC(スコットランド)◇6784ヤード・パー72>
首位と3打差4位タイからスタートしたリディア・コ(ニュージーランド)が最終日を4バーディ・1ボギーの「69」で回り逆転。2015年「エビアン選手権」、16年の「ANAインスピレーション」以来、8年ぶりのメジャー通算3勝目(米国女子ツアー通算21勝目)を挙げた。
クラブ契約はフリーで唯一、ボール使用契約を結ぶ米国アクシネット社(タイトリスト)も、ツアーレポートで勝利を祝福し、彼女の使用ボール『Pro V1x』へのコメントを下記のように紹介する。
「私はタイトリストのボールを本当に長い間使用してきました。その経験から、新作を試すたびに明らかな違いが分かりますし、常にNo.1のトータルパフォーマンスを備えていると感じます。これはサービストークではなく、私自身が信じることであり、まさに信頼の源。ゲームにおいてゴルフボールが最も重要で、結果を左右するものなのです」(リディア・コ)
ウッド類、9番アイアンまでPINGで統一し、ドライバーは今年1月に『G430』シリーズに追加された『G430 MAX 10K』を使用するリディア。さらに3番ウッドも『G430 MAX』で、アイアンは『i230』と『BLUEPRINT S』のコンボセットだ。
「最も重要」という『Pro V1x』ボールを軸に、契約外でPINGを選ぶ点は、PINGのエンジニアも喜ぶポイントかもしれない。同社はボール製造を数十年行っておらず、均質性や検証作業の一貫性を理由に、全てのクラブのロボットテスト、ヒューマンテストにずっと『Pro V1x』を採用しているからだ。
「P」「G」「L」とボーケイ『SM10』に刻印したウェッジやパターは契約外でタイトリスト製を使用しており「一番好きなクラブはパター」と話すリディア。下記のように、アイアンやウェッジのシャフトはエアロテック社の『スチールファイバーfc70/80』で統一している。
【リディア・コの使用ギア】
1W:ピン G430 MAX 10K(9°ディアマナPD50S)
3W:ピン G430 MAX(15°ディアマナPD60S)
3,4U:ピン G430(19,22°TOUR AD HY65S)
5,6,7I:ピン i230(SteelFiber fc70s)
8,9I:ピン BLUEPRINT S(SteelFiber fc70s)
P:ボーケイ SM10(46.10F@44° SteelFiber fc70s)
G,54,L:ボーケイ SM10(48.10F@49°,54.10S,58.08M SteelFiber fc80s)
PT:スコッティ・キャメロンP5 GSSツアープロトタイプ