テーラーメイドの中・上級者向けアイアン『P7CB』&『P770』、9月6日デビュー
テーラーメイドの24年秋発売の新作アイアン!
配信日時:2024年8月1日 01時31分
米国テーラーメイド及び、日本のテーラーメイドが同日に新作アイアン2機種をアナウンス。「ツアープレーヤーのフィードバックを元に、軟鉄ならではの打感や打音を維持しながら、シャープな見た目で構えやすさが向上した軟鉄鍛造の『P7CBアイアン』と、番手毎に求められるパフォーマンスを高め、フィーリングが向上した軟鉄中空の『P770アイアン』を9月6日より発売いたします」と、同社。
『P7CB』は、プロトタイプ時代に既にPGAツアーのトップ選手たちが実戦投入。ローリー・マキロイのロングアイアン(4I)や、マイケル・ブロックのコアセット、リンクスの硬い地面対策で、コリン・モリカワがコアセットを変更したこと、トミー・フリートウッドも3Iを投入したことも記憶に新しいが、どんな特徴があるのか。
「シャープでクリーンなヘッドデザインやロフトを採用した『P7CB』、『P770』は、各番手に求められるパフォーマンスを具現化するために中空ヘッドの内部構造を番手別に設計。『P7CB』では軟鉄鍛造ならではの打感と打音を維持しながら精度の高いショットを、『P770』では番手別に最適重心設計を施し、安定した再現性の高いショットを提供します。
『P7CB』はバックフェース中央に大きな質量を配置することで深い打感を実現。さらにソール中央部分を大きくくり抜き、セラミックコアとタングステンウェイトを番手別に細かく内蔵することで、それぞれの番手に合わせ重心位置を最適化。軟鉄鍛造ならではフィーリングと最適な打ち出し角とスピン量をコントロールします」(テーラーメイド広報)
『P7CB』の3I~6Iにはタングステン&セラミックコアを搭載し、7I~PWはセラミックコアのみ搭載しており「新開発した加工技術【コンパクト グレイン フォージング】を採用し、通常の2倍以上の2000tプレス機を使用してS25C軟鉄素材を繰り返し5回鍛造することで密度の高い鉄を生み出し、軟鉄ならではのやわらかく研ぎ澄まされた打感を提供します」。税込価格は6I~PWの5本セットが148,500円で、『Dynamic Gold MID 115』(S200)と『N.S. PRO MODUS³ TOUR 105』(S)が選べる。
テーラーメイドのPシリーズアイアンのモデル名は、ブレード長が名の由来となってきた。その数字の系譜を受け継ぐ『P790』が最も大きく、続いて『P770』が来て、その後は現在セール対象の『P7MC』、セレクトフィットストア限定の『P7MB』が来るが、『P7MC』(7I:34度)を使用していた人は『P7CB』にスムーズに移行できるかもしれない。『P7CB』の7Iロフトは33度で、PWは46度。『PMC』の7Iロフト34度、PW47度より1度ほどロフトは立っている。
また、新しい『P770』の7Iロフトは33度で、PWは45度。前作のPWは46度だったが、PWと9Iはキレイに4度刻みへと見直しが入った。「前作では7Iまでだったタングステンウェイトを8Iまで搭載することで、さらなる番手間のフローの均一化を目指し、重心を細かくコントロールした」とのことで、従来作よりトップラインもシャープに。税込価格は6I~PWの5本セットが159,500円で、『P7CB』同様『Dynamic Gold MID 115』(S200)と『N.S. PRO MODUS³ TOUR 105』(S)が選べる。