シン貧打爆裂レポート『RB TOUR X ボール』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!
配信日時:2023年4月20日 08時00分
ロマン派ゴルフ作家語る
『RB TOUR X ボール』のディンプルの新テクノロジーは、見事に機能しています。市場のすべてのボールと戦って、トップを競える飛距離性能です。
ボールマークがミズノブルーで青いのですが、それがとても美しく、気分が上がります。また、ディンプルが少ないことが、見た目の違和感になるかもしれないという不安は、実際には、全く感じることがありませんでした。
姉妹ボールの『RB TOUR ボール』も、とても良いボールで感心しましたが、個人的には『RB TOUR X ボール』のほうが好みでした。特筆すべきは、アイアンの弾道です。本当にきれいで、伸びがあるボールが打てます。そして、キャリーの距離がしっかりと出るのです。
ぬめり感が強いひと昔前のツアーボールが欲しいと思っているゴルファーに、『RB TOUR X ボール』をオススメします。また、飛距離が出るツアーボールでゴルフをしたいゴルファーにも、『RB TOUR X ボール』はオススメします。
ミズノが、自社のボールを売り出して以来、『RB シリーズ』のボールは、すべて試打してきました。残念ながら、常に挑戦的で、革新を狙ったボールは楽しめましたが、トップレベルの機能を求めると、何らかの我慢をしなければ使えないという印象を持っていました。
今回の『RB TOUR X ボール』は違います。初めて、自ら使ってみたいと思えるボールでした。素晴らしい高性能ツアーボールです。
ウッド系でも、アイアンでも、ショートゲームでも、パットでも、ノーストレスで試打ラウンドをしました。部分的には、自分のエースボールより優れているかも、とさえ、感じました。
『RB TOUR X ボール』は、前モデルも良い出来のボールでしたが、新しい『RB TOUR X ボール』は、この春に試打したボールの中で、今のところ、1番良い使い勝手が良いボールでした。
ディンプルにフォーカスしていますが、実際には中身の素材や構造なども頑張っているのだと思います。姉妹ボールの『RB TOUR ボール』と、違いがハッキリわかるのも好印象です。二種類のボールがある意味は、すべてのゴルファーが同じボールを求めている訳ではないという現実への対応です。それは、他のメーカーやブランドでも当たり前のように複数のボールがありますが、違いが曖昧でわかりにくいものも少なくないからです。
たぶん、『RB TOUR X ボール』よりも『RB TOUR ボール』のほうが、一般的には合っていると感じるゴルファーが多いと思います。
近い将来、ディンプルの開発が進んで、ボールがより進化するかもしれないと想像しました。その先駆けになったボールを知っていれば、新しい流れを理解するのも早く、確実になると思います。『RB TOUR X ボール』は、次の時代のチケットになる可能性があるのです。
試打アイテムスペック
『RB TOUR X ボール』
構造 :3ピース
コア :高反発ブタジエンラバーコア
インナー :高反発アイオノマーミッド
カバー :高耐久ウルトラソフトウレタンカバー
ディンプル:272 アクシアルフロー ディンプル
カラー :ホワイト
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』