誤球で初Vを逃した“カッピー”こと河野祐輝 躍進を支えたツアーオンリーの『オデッセイ』が機能的すぎる
石川遼の2年ぶり優勝で話題となった国内男子ツアーの「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP bY サトウ食品」。石川の活躍とともに注目を集めたのが36歳の“カッピー”こと河野祐輝(こうの・ゆうき)だ。最終日に単独首位から出て優勝争いが佳境になる15番(パー4)で、2打目をブッシュに打ち込んで誤球をするなど『9』を叩き、“悲劇”的な脱落が話題となった。
配信日時:2024年6月29日 01時00分
石川遼の2年ぶり優勝で話題となった国内男子ツアーの「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP bY サトウ食品」。石川の活躍とともに注目を集めたのが36歳のカッピーこと河野祐輝(こうの・ゆうき)だ。最終日に単独首位から出て優勝争いが佳境になる15番(パー4)で、2打目をブッシュに打ち込んで誤球をするなど『9』を叩き、“悲劇”的な脱落が話題となった。
一時は19位タイまで後退したが、上がり2ホール連続バーディで9位タイフィニッシュ。悲しい結末となったが初日から上位をキープして、優勝争いに加われたのは事実。今季レギュラーツアー初出場の試合で活躍できた要因の一つが“一目惚れ”したパターだった。
「ツアーバスの中で見つけて、これ欲しいっす」といって一目惚れパターを投入したのは前週の「ABEMAツアー」でのこと。それまでツノ型ヘッドの中尺系のパターを使っていたが、「最近入っていなくて……」と新しいパターを探していて見つかったという。
一目惚れしたパターを手にしたカッピーは、初日から「10メートル級の距離が入ったり、険しいパーパットが入ったり」とグリーン上を制して8アンダー・64をたたき出す。最終日まで長短のパットを何度も沈めて、優勝争いに絡んだ。4日間の平均パット数は4位とデータにも表れている。
カッピーが手にしたパターはオデッセイの『Ai-ONE トライビーム 2ボールブレード』だ。このシリーズは直進性の高い“三角ネック”の『トライビーム』と、打点のブレに強い『Aiフェース』を合体させたものでツアープロの中でも人気である。
『Ai-ONE トライビーム』はプロだけでなくアマチュアにも人気だが、カッピーが手にする2ボールブレードは見たことがない。「これ、実はツアーオンリーなんですよ」と笑顔で話す。そう、欲しくても一般の人は手に入らない代物だった。
ツアーオンリーのパターの良さについて次のように語る。「ブレードの構えやすさがあって、2ボール特有の当たった後の直進性がいい。あとはフェースの開閉を抑えられるトライビームネック、そしてどこに当たっても距離感が狂わないAiフェース。自分ががんばってストロークしなくても、構えてポンと当てるだけでラインに乗ってくれるんです」。オデッセイが開発したすべての機能を融合させた1本である。
カッピーの話を聞いているだけでもパター下手は興味深々。オデッセイさん、グリーン上に悩むアマチュアのためにも『Ai-ONE トライビーム 2ボールブレード』を一般発売してください。
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