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契約フリー・原英莉花のウッドシャフトの変更を、GEARS使いのフィッターが分析【WITB】

契約フリー・原英莉花のウッドシャフトの変更を、GEARS使いのフィッターが分析【WITB】

原英莉花がついにフジクラ製シャフトで落ち着く!?

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年3月5日 22時34分

原英莉花が珍しく、ウッドシャフトにフジクラ製を採用!
原英莉花が珍しく、ウッドシャフトにフジクラ製を採用!

「春は苦手」と話す原英莉花は、2022年からクラブ契約フリーで、オフにクラブの大幅な変更を行うことが多い。そして今季の中身は、なんと「13本+ボールまでキャロウェイ製」という思い切ったものだが、もう一つの大きな変更がある。キャリアでも珍しい、フジクラ製ウッドシャフトの採用だ。

そこで、動作解析『GEARS』と『トラックマン4』や『GCクワッド』を組み合わせて数百本の試打シャフトから精密フィッティングを得意とする、4Plus Fitting Labo & Golf Salon市ヶ谷の吉川仁フィッターに「フジクラは合いそうか?」意見を聞いた。
 
というのも、原のキャリア序盤は師のジャンボ尾崎から得たイミドアンドサンズ製シャフトを1Wに使用し、その後は三菱ケミカル製へ移行。約2年周期でベースとなるシャフトメーカーを変え、21年からグラファイトデザイン製、23年からここ2年はUSTマミヤ製だった。ウッドシャフトに珍しくフジクラ『ベンタスブルー』を採用した点について「特に問題ないでしょう」と吉川氏。
 
「去年は張り感が強く、戻りのいい中元系のUSTマミヤ『Lin-QブルーEX』の使用が多かったと思いますが、それ以前はニュートラルな中調子のUSTマミヤ『The ATTAS V2』を使ってましたよね。だから、フジクラ製でも全く問題ないというか、初代『ベンタスブルー』はクセがなく間がしっかり取れる中元調子。少しチップカットすると復元の良さも出てきますし、原プロのシャフト遍歴から考えても快適に振れると想像できます」(吉川氏)
 
先週の初戦「セントラル・フロリダ選手権」の3日間のスタッツでも、平均飛距離が253.0ヤードで、FWキープは30回/39ホール(76.92%)とまずまずだった原。ところが「アイアンとの繋がりとしては万人向きではない」と、吉川氏はセオリーと異なる点に注意を促す。
 
「ウッド3本を『ベンタスブルー』に替え、それ以下が『アッタスFF』というのは、普通はオススメしない組み合わせです。流れからすれば『ATTAS IRON』にする方が自然というか。2つとも表記は中調子ですが、少し動きが違って『アッタスFF』の方が手元も先もしっかりですし。ただ、そもそも、アイアン用カーボンは90g台の中元寄りの選択肢自体が少ないし、原プロの場合は球を上げる狙いもあって23年から長く使用する『アッタスFF』は慣れているのでしょう」(同)
 
初戦のパーオンは、41回/54ホール(75.9%)とまずまずの原。使い慣れたアイアンシャフトを軸に、精度を高めていく。
 
【原英莉花の2025年初戦のセット】
1W:ELYTE◆◆◆(8.5°ベンタスブルー5S)
3W:ELYTE◆◆◆(15°ベンタスブルー6S)
5W:ELYTE◆◆◆(18°ベンタスブルー7S)
4U:APEX UW(21°ベンタスブルー7S)
5~7I:X FORGED PROTOTYPE(アッタスFF 95)
8I~PW:X FORGED PROTOTYPE(アッタスFF 95)
50,56,58°:OPUS(アッタスFF 95)
PT:Toulon Golf アルカトラズミニ プロトタイプ
BALL:クロムツアー

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