ギア選びが独特な鶴岡果恋の14本を直撃! グニャグニャシャフトは嫌? 軟鉄アイアンはラインが出る? 硬いボールの方が寄る?
平均飛距離249.93ヤードを誇る鶴岡果恋。彼女のセッティングを撮影すると、面白いギアを発見。その内容をレポートしたい。
配信日時:2025年1月22日 02時00分
平均飛距離249.93ヤードを誇る鶴岡果恋。彼女のセッティングを撮影すると、面白いギアを発見。その内容をレポートしたい。
ドライバーは『Bリミテッド B1LS』ヘッドと『ディアマナPD 5S』シャフトを採用している。「曲がらない点を気に入っています。右プッシュが嫌でつかまるヘッドを選んでいますね。ヘッドは大きすぎず小さすぎずがいい。『ディアマナPD 5S』はランが出るのがいいですね。硬いイメージがあるんですが、軟らかいと圧をかけて打てない感覚になるんです」
3W・5Wでは『B1ST』を使用。その飛距離性能にぞっこんのようだ。「フェアウェイウッドのヘッドは小さいですが飛びます。球が強いです。前に行く感じですね。特に3Wは風が吹い打ても曲がらないし、飛距離が落ちない。アゲインストに強いですね」。
アイアンは6番が最新モデルの『242CB+』、7番以下が前作の『222CB+』を採用。シャフトは『N.S.PRO 950GH neo S』を挿している。
「このブリヂストンの軟鉄鍛造モデルは、ラインが出るんですよ。方向を取りやすくて、球のネジレがないんです。軟鉄鍛造でもちょっとやさしいですね。もうひとつのモデル『221CB』よりこちらの方がやさしくて好きですね。『N.S.PRO 950GH neo S』はこれをずっと使っているので、他との違いがあまり分からない(笑)。あまりドライバーもアイアンもグニャグニャするシャフトが好きじゃなくて、硬いシャフトなので使っています」
48・52度のウェッジは『BRM2』を、58度では『B-Limited BRM2 フルミルド』を使用。シャフトはアイアンと異なる『N.S.PRO モーダス3 ツアー105』を使用している。
「58度の無限というモデルはすごいスピンがかかるので、使っています。止めたいときに打っていますね。48・52度はコロがすシーンで使うので、ノーマルタイプを使います。シャフトはやや重いものをということで、『N.S.PRO モーダス3 ツアー105』をメーカーの方が入れていただいているのだと思います」。
ボールは『ツアーB X』を使用。硬い打感を好むという珍しいタイプだ。「今まで柔らかいボールを使ったことがないんです。硬いボールが好きで、柔らかいのだと打った感覚がしない。硬い方が弾く感じでアプローチが打ちやすいんです」。
独特なギア選びの感性を持っている鶴岡。今季こそ愛用ギアを引っ提げてツアー初優勝ととなるのか目が離せない。
【鶴岡果恋のクラブセッティング】
1W:Bリミテッド B1LS(9.5度/ディアマナPD 5S)
3W:B1ST(15度/24ベンタスブルー 6S)
5W:B1ST(18度/ベンタスTRブルー 6S)
3・4U: B1ST HY(21・24度/MCH 70S・80S)
6I:242CB+(N.S.PRO 950GH neo S)
7I~PW:222CB+(N.S.PRO 950GH neo S)
48・52度:BRM2(N.S.PRO モーダス3 ツアー105)
58度:B-Limited BRM2 フルミルド(N.S.PRO モーダス3 ツアー105)
PT:オデッセイ Ai-ONE トライビーム ダブルワイド CH
BALL:ツアーB X
◇ ◇ ◇
川崎の14本のセッティングを分析。関連記事【24年シーズン3勝・川崎春花の14本を分析! なぜ1WもUTもアイアンも古いモデルを使うのか?】を読めば、強さの秘密がわかります。
女子プロセットのどこマネる⁉【女子プロセッティング解説】