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シャフトを“同じメーカー”で統一するとスコアアップできる!?

シャフトを“同じメーカー”で統一するとスコアアップできる!?

スチールシャフトのイメージが強い「日本シャフト」だが、実はドライバーからパターまで、あらゆるクラブに対応した製品を開発、製造している日本で唯一の“総合シャフトメーカー”でもある。つまり、日本シャフトの製品で全てのクラブを揃えることが可能なわけだが、これはゴルファーにとって非常に大きなメリットがある。それは、完璧なシャフトマッチングで、“振り心地が揃う”ことだ。撮影/近澤幸司

所属 ゴルフライター
田辺直喜 / Naoki Tanabe

配信日時:2023年4月13日 10時00分

日本で唯一の総合シャフトメーカー「日本シャフト」には他にはない大きな魅力があった!
日本で唯一の総合シャフトメーカー「日本シャフト」には他にはない大きな魅力があった!

ジャパンゴルフフェアのブースで意外な発見

 
3月10日(金)〜12日(日)の日程で開催された「ジャパンゴルフフェア2023」には、さまざまなメーカーがブースを出展していた。その中で興味を惹かれたのが、ドライバーからパターまで、全てのクラブに対応したシャフトを展示していた「日本シャフト」だ。

連日賑わっていた日本シャフトのブース。ドライバー、ハイブリッド、アイアン、ウェッジ、パターなど、あらゆるクラブに対応したシャフトが展示されていた

連日賑わっていた日本シャフトのブース。ドライバー、ハイブリッド、アイアン、ウェッジ、パターなど、あらゆるクラブに対応したシャフトが展示されていた

日本シャフトというと、軽量スチールの大定番『N.S.PRO950GH』を始めとしたアイアン用スチールシャフトのイメージが強い。実際、重量級のモデルが揃う『N.S.PRO MODUS3』シリーズを含めて、世界の男女ゴルフツアーで高い使用率を誇っているし、その性能や製品の精度は高く評価されている
 
一方で、カーボンシャフトを製造していることについては、一般ゴルファーの認知度はそこまで高くない。しかし、日本シャフトは1980年代の後半からカーボンシャフトの開発をスタートしており、その歴史はかなり深い。実際、日本シャフトが製造しているカーボンシャフトは完成度が高く、昨年は稲見萌寧や藤田さいきが最新の『N.S.PRO Regio Formula+』シリーズを使用して、ツアー優勝を果たしている。藤田に至っては、「もうNS(日本シャフト)しか使わない」とその性能に惚れ込み、用具提供契約を結んだほどだ。

昨年の大王製紙エリエールレディスで11年85日ぶりのツアー通算6勝目を挙げた藤田さいき。その試合で使用していた『N.S.PRO Regio Formula MB+』と「N.S.PRO 950GH neo」の性能に惚れ込み、オフには用具提供契約を結んだ(写真:GettyImages)

昨年の大王製紙エリエールレディスで11年85日ぶりのツアー通算6勝目を挙げた藤田さいき。その試合で使用していた『N.S.PRO Regio Formula MB+』と「N.S.PRO 950GH neo」の性能に惚れ込み、オフには用具提供契約を結んだ(写真:GettyImages)

このように、日本シャフトはスチール、カーボン共に長い年月をかけて、研究・開発を行ってきた日本で唯一の“総合シャフトメーカー”なのだ。世界的に見ても、こういったメーカーは少なく、それだけで日本シャフトが特別な存在であることが分かるだろう。
 
さらに、世界最大級のゴルフの祭典「PGAショー」に例年、足を運ぶカリスマフィッターの鹿又芳典氏は日本シャフトの世界的な評価の高さについて、以下のように話している。

国内だけでなく、海外のゴルフ事情にも精通する鹿又芳典氏。日本シャフトの製品は、アメリカのプロにも、一般ゴルファーにも高い人気を誇っているという

国内だけでなく、海外のゴルフ事情にも精通する鹿又芳典氏。日本シャフトの製品は、アメリカのプロにも、一般ゴルファーにも高い人気を誇っているという

「日本シャフトのすごい所は、国内だけでなく、海外でもシャフトの“定番”として確固たる地位を築いていることです。『N.S.PRO MODUS3』シリーズは、PGAツアーで高い使用率を誇っていますが、プロだけでなく、一般ゴルファーの間でも使用者がどんどん増えています。ショットの質を高めてくれる開発力、そして品質管理の厳格さも相まって、世界中から支持されています」
 
国内メーカーの中で、今、最もグローバル戦略が成功しているのが日本シャフトだと言えそうだ。今回は、そんな日本シャフトが、“総合シャフトメーカー”として持つ強みについて徹底解説していく。

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