平均260㍎のドラディス女王・神谷そら、ドライバーは“ハード”なのにボールは“ソフト”だった【女子プロのギア先撮り】
昨年、デビューイヤーながら2勝を挙げて一気にトッププロの仲間入りを果たした神谷そら。このオフに行ったALBA TVの取材で、今季使用するギアセッティングの詳細を語ってくれた。
配信日時:2024年2月25日 04時00分
昨年、デビューイヤーながら2勝を挙げて一気にトッププロの仲間入りを果たした神谷そら。このオフに行ったALBA TVの取材で、今季使用するギアセッティングの詳細を語ってくれた。
ドライビングディスタンス1位(260.82ヤード)を記録したドライバーは、『ヤマハ RMX VD/M』(10.5度)を採用。「一番こだわっているのが打音です。打った時に気持ちいい打音がするので、これを使っています。また、私は高い球が出てしまうので、スライドウェイトを一番前に配置して浅重心に設定することでで、高さも抑えられて飛距離も出ていますね」。
ドライバーのシャフトはハードで手元調子の『ベンタスブラック 5X』。このシャフトはしなりすぎず、オフセンターヒット時のネジレにも強いため、方向性が安定しやすい。飛ばし屋ならではのチョイスと言えるだろう。
現在のクラブセッティングで一番気に入っているのは3番ウッド、『ヤマハ RMX VD/F』(15度)と語る。「前モデルもすごく良かったんですけど、現在のモデルは高さを抑えられて打てるのがいいですね。打音も打感もいいです。何よりもすごい飛ぶんです。前よりもキャリーで5ヤード飛ぶ。だから3番ウッドを一番気に入っていますね」。
神谷が使用するギアの中で異彩を放っているのはボールだろう。キャロウェイ『キャロウェイ クロムソフト』を使用しているが、他の女子プロは高い操作性とスピン性能に定評がある『クロムソフトX』を使う傾向にある。しかし、神谷が使うボールはノーマルの『クロムソフト』であり、『X』ではない。『クロムソフト』は『クロムソフトX』より打感がやわらかくて直進性に優れるので、アマチュアが使いやすいイメージがあるが、実際はどうなのだろうか?
「『クロムソフト』はフェースへの食いつきが良く、操作性があるのですごく気に入っています。高いボール、低いボールのコントロールもしやすく、また風の影響も受けにくい強いボールが打てるんです」
今季、こだわり抜いて選んだギアを手にして、神谷がどんな戦いを見せてくれるのか注目したい。
【神谷そらのクラブセッティング】
1W:ヤマハ RMX VD/M(10.5度/ベンタスブラック 5X、45.25インチ)
3,5W:ヤマハ RMX VD/F(15,18度/ベンタスブラック 5X)
3U:ヤマハ RMX VD(19度/ツアーAD DI HB 75X)
5I:ヤマハ RMX VD/M(NSプロ モーダス3 ツアー105S)
6I~PW:ヤマハ RMX VD/R(NSプロ モーダス3 ツアー105S)
48,54,58度:キャロウェイ ジョーズフォージド(2021年/NSプロ モーダス3 ツアー105S)
PT:オデッセイ Ai-ONE ♯7 CH
BALL:キャロウェイ クロムソフト
※現在のセッティングと異なることがあります。
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