勝者のギア
歴史的なシーズンを勝利で締めたスコッティ・シェフラーが年間王者に『スパイダーツアーX』で金メダル&7勝!【王者のギア】
2024シーズンを歴史的な活躍で終えた、スコッティ・シェフラーの使用ギア。
配信日時:2024年9月3日 03時56分
テーラーメイドから、ツアーレポートが届いた。「テーラーメイド契約のスコッティ・シェフラーが、PGAツアー最終戦『ツアー選手権』で2位に4打差をつける通算30 アンダーで今季7勝目を獲得すると同時に、初の年間王者に輝き2024年シーズンを有終の美で飾りました。また今大会の単独2位にはコリン・モリカワが入るなど、チームテーラーメイドが1・2フィニッシュで PGAツアー最終戦を終了しました」と、同社。
元々ブレード型パターだったシェフラーは、昨年終盤に『ローガン・オルソン』製のブレード型を投入し、今年初めまで使用していた。盟友のローリー・マキロイが「スコッティがマレット型を使うところが見たいね。でもマレットを使わないから、他がすべて上手いシェフラーはボクたちに勝利のチャンスを分けてくれている」と、自身の経験を交え語った通り、今年3月の『スパイダーツアーX』投入週「アーノルド・パーマー招待」で即勝利したシェフラーは “無双”状態へ。米国テーラーメイドがその偉業の一端を明かす。
「2024年のスコッティの歴史的なPGAツアー7勝(および金メダル)には様々な歴史が伴いました。●PGAツアー史上最低平均スコア(68.0)●プレーヤーズ選手権、メジャー選手権、フェデックスカップを同じシーズンに制した初の選手●史上初のツアーで、パーオン率(73%)と平均パット(1.68)でトップに立った選手●マスターズとフェデックスカップを同一シーズンで制覇した史上二人目の選手(2015年以来初)●4つの代表的なイベントでの優勝(アーノルド・パーマー招待、RBCヘリテージ、ザ・メモリアル、トラベラーズ選手権)」(米国テーラーメイド広報)
また、タイガー・ウッズが監修したテーラーメイド『P7TW』アイアンをずっと使い続けるシェフラーは、21-22、22-23、24年と3シーズン連続で「パーオン率1位」。カーボンウッドの『ステルスプラス』を投入した22年から勝利を重ねはじめ、『ステルス2プラス』の昨年には「SG:オフ・ザ・ティ」で1位になり、コアモデルの『Qi10』ドライバーにした今年も同3位と、寛容性を増すテーラーメイド製ドライバーで曲げずに長距離を放てることも常に優位なポイントだ。
一方、ショートゲームでは、チーム・テーラーメイドの他の選手とは異なり、契約外でタイトリスト製のウェッジとボールを使用することでも有名。アクシネットジャパンインク広報も契約外にて名を伏せて、シェフラーの歴史的なシーズンをこう祝福する。
「プレーオフ最終戦『ツアー選手権』で、プロV1と3本のボーケイウェッジを使い続ける、世界ランキングNo.1プレーヤーが後続に4打差を付けて優勝。この勝利で2023-2024 PGAツアーでプロV1・プロV1xが貢献した勝利数は【28回】となり、卓越したゴルフボールのトータルパフォーマンスがベストゲームに導くことを証明する結果となりました。7勝目をはたしたフェデックスカップ年間王者は『プロV1』と、『ボーケイ・デザインSM8』(50.12F/56.14F)、『SM9 WW』(60T)を使用していました」(同社ツアー広報)
タイトリストのゴルフボールは全39試合「使用率No.1」で、シェフラーの7勝が貢献した結果、今季28勝を記録。「プロV1・プロV1xは39大会でのべ3,369回(70%)ティアップされました。これは2位メーカー(566回)の5倍以上、すべてのボールメーカーを合わせた使用回数と比べても2倍以上となる圧倒的な数となります」とのこと。その他、アイアン型UTには下記のようにスリクソン製を使用するシェフラー。使い慣れた使用ギアを滅多に替えず、必要だった最後のピースががっちりハマった“最強”の男。来季は誰が止められるだろうか。
【スコッティ・シェフラーの使用ギア】
1W:テーラーメイドQi10(8°ベンタスブラック7X 45㌅D4)
3️W:テーラーメイドQi10(15.0°ベンタスブラック8X)
3,4U:スリクソンZU85(N.S.PRO MODUS³ Hybrid Prototype)
5I~PW:テーラーメイドP7TW(DG Tour Issue X100)
A,SW:タイトリスト Vokey SM8(50.12F,56.14F 〃 S400)
LW:タイトリスト Vokey SM9 WedgeWorks(60T 〃)
PT:テーラーメイドSpieder Tour X L-Neck(35.5㌅)
BALL:タイトリストPro V1
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