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    鉄芯入りの高MOI、ミズノ『ST-MAX 230』シリーズ、3月8日デビュー【打ってみた】

    ミズノの鉄芯(コアテック・チャンバー)入りのやさしくなった2024年モデル!

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年2月6日 07時19分

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    ミズノ『ST-MAX 230』シリーズ
    ミズノ『ST-MAX 230』シリーズ
    • これが『ST』シリーズ3機種の構えた“顔”の比較(左からMAX➡X➡Z)3機種のポジショニングマップも必見です【画像】
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    ミズノが2024年モデルの最新作『ST-MAX 230』シリーズ(ドライバー:税込81,400円、フェアウェイ:52,800円、ユーティリティ:44,000円)を発表、3月8日に発売する。正式発表に先立って先月メディア向け体験会が行われたが、そのレポートもお届けしたい。
     
    ■プロの距離を伸ばした現行作はアマの一部に難しい?
     
    既に発売済みの現行作『ST-X 230』『ST-Z 230』は“鉄芯の飛び”を謳い文句に、ソールのフェース側に【コアテック・チャンバー】を搭載している。TPUに覆われたこのステンレス製の鉄芯がインパクト時に遅れて押す形で初速が上がると言い、昨季使用した契約男子プロでは武藤俊憲が+35.5yd、平田憲聖が+13.25ydアップさせたとか。
     
    ところが、一般ゴルファーの一部から「ミズノは少し難しい」との評価も聞かれたとか。そこで、開発陣は鉄芯の初速への強みを生かしつつ、高MOIモデルを新たに設計。現行作は、鉄芯を付けた高初速エリアとフェースセンターがトウ側にズレていたが、開始位置をよりヒール側からにして「インパクト位置と高初速エリアを揃えた」と言う。
     
    また、前作まで採用されてきたβチタンフェースを、より高強度で軽くできる【Ti-LFS】に変更したことで、+1.5mph初速が上がるうえ、高初速エリアを広げることに成功。同社のロボット検証での“高初速エリア値”では現行作や他社の昨年モデルを上回り、“スイートエリア値”も、現行作や他社の昨年モデルを上回ったいう。

    『ST-MAX 230』はフェースの軽量化と、鉄芯周りの金属部を減らしてソールのカーボン置き換え部を大きくできたため、バック部のウェイトは『ST-Z 230』より21gも重くなり、MOIが『ST-Z 230』比較で37%もアップした。実際、記者も神奈川県のトラックマンレンジで打つと、現行作との違いを体感できた。
     
    ■高MOIが苦手な記者でも、もたつきが少なく◎
     
    記者は高MOIヘッドの切り返し以降の“もたつき”が苦手で、遅れを感知して反射的につかまえるのではなく、そのまま開いてすっぽ抜けやすいタイプ。そのため、極限に近い高MOIヘッドの場合、かなり締まったシャフトに変更するか、スイングスピードを落として“もたつかないように”振る二択の対応になりがちだ。
     
    ところが、今作『ST-MAX 230』は『ST-Z 230』より37%もMOIアップしたのに『ST-Z 230』より軽やかに振れて驚く。男子プロの使用が多い『ST-X 230』と比べると、クルクル回る開閉しやすさが抑えられ、『ST-MAX 230』の方がドーンと高い出球になりやすかった。その分、安定感も増して『ST-X 230』が低・中弾道ドローでミスがフック系なのに対し、『ST-MAX 230』は中・高弾道ストレート~フェードでミスは許容範囲のプチすっぽ抜けに収まった。
     
    潰れやすい2ピースのレンジ球のためスピン量は不明だが、トラックマンレンジ表示のボール初速では、他社の9,700前後の高MOIヘッドより平均1m/s弱速く出ることを実感。極大MOIのヘッドだとフェースが開きやすく、インパクトロフトが寝やすい記者でも『ST-MAX 230』はもたつきが少なく「スクエアに当てやすい」と感じられた。(編集部M・K)

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