「先調子は曲がる」はもう過去の話! USTマミヤ『ATTAS RX SUNRISE RED』は走る・つかまる・ぶっ飛ぶ!
ゴルファーの悩みを解消し、求める弾道をシャフトで叶えることをコンセプトにしたUSTマミヤ『ATTAS(アッタス)』が新世代にリニューアル。その第1弾となる『ATTAS RX SUNRISE RED』は圧倒的なつかまりでスライスを防ぎながら、サイドスピン減による方向性の高さも備わっている。今回はマイナビネクストヒロインゴルフツアーに参戦する2人の若手女子ゴルファーに最新シャフトをテストしてもらった。
配信日時:2024年12月12日 05時46分
コースでボールの飛びを実測!
USTマミヤは12月13日(金)から最新モデル『ATTAS RX SUNRISE RED(アッタス・アールエックス・サンライズ・レッド)』を発売する。
トッププロも信頼する同社のフラッグシップブランド『ATTAS』は今作よりロゴやコスメを一新してリニューアル。その第1弾となる『ATTAS RX SUNRISE RED』は先調子シャフトで極限のつかまりを追求しつつ、細部の素材や設計を見直すことで方向性の高さを両立することに成功しているという。モデル名にある「RX」は「処方箋」の英語の略称で、スライスに悩むゴルファーの特効薬となるシャフトに仕上がっている。
先調子シャフトと言えば、ヘッドの走りでボールがつかまる印象がある一方で、パワーのあるゴルファーや上級者が使うと引っかけやすいなど、方向性に難のあるイメージが強い。それゆえに先調子と聞くと避けるゴルファーもいるが、『ATTAS RX SUNRISE RED』はそんなネガティブなイメージを覆す性能に仕上がっているという。
今回は25歳以下の若手女子ゴルファーを対象にしたマイナビネクストヒロインゴルフツアーに参戦中の菊地りおと臼井蘭世にマイクラブと打ち比べながら、最新シャフトの性能をテストしてもらった。尚、弾道計測には上総モナークカントリークラブ内の「Tee-up Lab」を使用。室内からコースに向かってボールを打ち、「トラックマン」を使って弾道を実測した。
『ATTAS RX SUNRISE RED』は思い切り叩けて引っかけが出ない!
菊地、臼井の両選手ともドローが持ち球の選手だが、それぞれ左右の曲がり過ぎに悩みを抱えている。これまで試行錯誤しつつも、なかなか解消できなかった悩みだが、『ATTAS RX SUNRISE RED』(以下、SUNRISE RED)を使用することでどんな変化があるのか。
今回のテストでは、まず事前のアップで『SUNRISE RED』の最適なスペックを決定。菊地は「4SR」、臼井は「5S」が最適な重さ&フレックスだった。その上で、マイクラブと最適スペックの『SUNRISE RED』を装着したクラブで3球ずつティショットを打ち、着弾地点や弾道データの違いをチェックした。
使い慣れたマイクラブは、一定水準の安定したデータが出る一方で、悩んでいるミスが1球ずつ出る結果に。菊地は強めの引っかけ、臼井は右にすっぽ抜けるミスが1球ずつ出てしまった。
同じ条件で『SUNRISE RED』を装着したドライバーを打つと、臼井は右の、菊地は左のミスがなくなり、方向性が劇的に安定。HSアップやスピン量が減ったことで飛距離もマイクラブより伸びていた。
マイクラブとの比較を終えた菊地は、『SUNRISE RED』に今までにない振りやすさがあったと話す。
「今までは飛ばそうとしたときに左に引っかけ気味に飛ぶことが悩みでしたが、『SUNRISE RED』は切り返しでのシャフトの動きがすごく安定していて、扱いやすさ、振りやすさが感じられました。それでいてヘッドがすごく走ってくれるので、無理に振りに行かなくてもボールが飛んでくれる印象です」(菊地)
一方、臼井は改めて自分に合ったシャフトを選ぶことの大切さが実感できたと笑顔を見せた。
「ドローが持ち球なのでつかまらずに右にすっぽ抜けるミスが一番怖いと考えていて、これまではヘッド選びに注力してきました。でも、その悩みがなかなか解消できない中で『 SUNRISE RED』はどう振っても確実につかまってくれる安心感があり、HSも自然に速くなりました。スピンも減ってくれて飛距離もかなり伸びました。正直ここまで振り心地や弾道が変わるとは思いませんでした。シャフトの大切さを改めて知ることができましたね」(臼井)
素材と設計の見直しで極限のつかまりと方向性を両立!
菊地と臼井の試打結果からも分かるように、『SUNRISE RED』は従来の先調子系シャフトにあった「方向性が不安定」、「インパクトで当たり負ける」といったデメリットを完全に払拭している。部分ごとに最適な特性を持った高性能な素材を採用し、シャフト全体の精密な設計を行ったからだ。
まず手元から中間にかけては「四軸®︎織物」を採用することで切り返しの挙動を安定させている。「四軸®︎織物」はしなやかで剛性があり、しなる方向のバラツキを小さくすることができる。ダウンスイングにおけるシャフト挙動が安定し、ヘッドをスムーズに加速させながら、再現性の高いインパクトを作ることが可能になる。
さらに、シャフトのベースとなる素材を強度の高いものに変更したことで、ヘッドの加速感が極限まで高められている。特に手元から中間部にかけての剛性がアップしており、切り返し以降のしなり戻りがスムーズになると共に、インパクトでフェースが真っすぐ戻りやすくなって、サイドスピンを減らすことにも成功した。
そして、シャフト先端は「新HTTテクノロジー」で補強。「トレカ®︎M40X」という素材を使うことで先端剛性を高めている。インパクトにおけるヘッドのブレを軽減し、ボールに当たり負けることなく、押し込むような感触でボール初速を出せるようになった。スピンを減らす効果も期待でき、高・強弾道で飛ばせるシャフトに仕上がったのだ。
まさに今までありそうでなかった新時代の先調子系シャフトが『SUNRISE RED』なのだ。スライスに悩むゴルファーはもちろん、安定したドローボールを打ちたい上級者にも最適なシャフトだと言えるだろう。
最後に、『SUNRISE RED』は50グラム台だけでR、SR、S、SX、Xと5つのフレックスが用意されるなど、幅広いゴルファーにフィットするように豊富にスペックが用意されている。全15スペックの中から最適な重量、フレックスを選んで使用すれば、ドライバーでのティショットがよりやさしく遠くに飛ばせるようになるはずだ。
取材協力/上総モナークカントリークラブ 撮影/高橋淳司 構成/田辺直喜