「新しいドライバーを買ったけど、アイアンと合わない!」 そんな失敗をしない方法を知っていますか?【フィッターに聞いた】
単体で新しいクラブを買うときは、今使っているクラブとの相性を考えることも大事。今回は相性チェックの方法を紹介しよう。
配信日時:2024年11月20日 07時00分
単体で新しいクラブを買うときは、今使っているクラブとの相性を考えることも大事。今回は相性チェックの方法を紹介しよう。
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「新しいドライバーを買ったけど、どうもアイアンと合わない」。皆さんはそんな経験をしたことはありませんか? 実はそれ、「セッティングに問題あり」です。
セッティングにおいて最も大事なのは、“振り心地”を合わせることです。パターを除いた13本のクラブが同じタイミングで振れるかどうか。ドライバーは気持ち良く、スピーディーに振れるのに、アイアンは少し重たく感じるといったことになるのは絶対に避けたいところです。
それと同時に、結果に違いが出ないようにするということも重要なポイントになります。例えば、ドライバーはスライスが出るのに、アイアンはつかまるというのはNG。大きく曲がるのは困りますが、同じ方向に曲がるクラブでプレーをしていれば、狙い所も決めやすいし、スイングの修正もしやすくなります。
セッティングで失敗しない最も簡単な方法は、同じメーカー、同じブランドのモデルでそろえることです。モノによっては多少調整が必要な場合もありますが、基本的には同じタイミングで振れるし、結果も同じになるはずです。
それに対し、「ドライバーを買い換えたい」「アイアンセットをまるごと新調したい」など特定のクラブのみ入れ替えたいときは、しっかり試打をする必要があります。その際、失敗しないための試打の方法ですが、買い換えようと思っているクラブと今使っているクラブを交互に振って、振り心地と結果を確認することが大事です。
例えば、ドライバーを買い換えようと考えているのなら、今使っているアイアン(よく使う番手1本だけでOK)をショップに持っていき、気になったドライバーとアイアンを交互に打ちましょう。その際、球数はそれぞれ1球ずつにすること。2球も3球も打ってしまうと、クラブにスイングを合わせるようになるからです。
もうひとつ大事なのは、同じ方法で数種類のクラブを試打することです。ドライバーを選ぶ場合は、最低でも5〜6種のドライバーと自分のアイアンとを打ち比べてみてください。そうすると、どのドライバーの振り心地や結果が、自分のアイアンと合っているかが明確になるからです。なお、FWやUTを新調する、あるいは買い換える場合は、ドライバーを持っていくといいでしょう。その理由は、FW、UTはドライバーを打った後に使用する機会が多いからです。
選び方さえ間違えなければ、メーカーやブランドがバラバラでも問題ありません。気になるクラブがあれば積極的に試してみることをオススメします。
■吉田 智
よしだ・さとし/クラブメーカーを経て「プレミアム ゴルフスタジオ」(渋谷区)でフィッターを務める。アマチュアだけでなく多くのプロからも信頼されて、これまでに女子ツアー5勝、ステップ・アップ・ツアー1勝、シニアツアー1勝をサポートする。
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