今季4勝目のスコッティ・シェフラーは、『Qi10』ドライバーの“スタンダード・アップライト設定”にこだわり【WITB】
PGAツアー「RBCヘリテージ」のツアーレポート。
配信日時:2024年4月23日 09時17分
<RBCヘリテージ 最終日◇22日◇ハーバータウンGL(サウスカロライナ州)◇7213ヤード・パー71>
PGAツアー「RBCヘリテージ」は順延になっていた最終ラウンドが終了し、前週の「マスターズ」で2度目のグリーンジャケットを獲得したスコッティ・シェフラー(米国)が1イーグル・2バーディ・1ボギーの「68」。トータル19アンダーで節目の10勝目で、今季4勝目と圧倒的な強さを継続している。
先週はネリー・コルダも5連勝とチーム・テーラーメイドの二人の凄まじい活躍が続くが、米国テーラーメイドは今週のツアーレポートで、シェフラーの『Qi10』ドライバーのフィッティングエピソードを明かしている。ツアー担当のエイドリアン・リーチベルト氏のコメントを紹介。
「スコッティは、2022年以来『ベンタスブラック』の7Xでこのスペックかそれに近いスペックでプレーしています。ロフトは8.0度、(可変ポジションは)スタンダード・アップライト設定で59.5度のライ角、1.5度のスリーブで彼が望むフェースアングルを生み出しています」(リーチベルト氏)
シェフラーにとって、『Qi10』ドライバーの構えた時のフェースの見え方が重要だったようで、「今年のフェニックスで最初に打った時、このヘッドを使った最初の2、3回は少し左に垂れていたのを覚えてる。エイドリアンに、ロフトや必要なものが見えるから、ニュートラル・アップライトのセッティングに戻せないかと尋ねたんだ。すると、打ちたいショットは全部打てたよ」とコメント。
今大会のFWキープ率は80.36%(3位)で、平均302.50yd(35位)。また、今季のSG:オフ・ザ・ティは「0.957」で定位置の1位をキープする。シャフトを支えるフジクラも、ダレルサーベイ調べのツアーレポートを公開し「PGAツアーでフジクラの1Wシャフトが2週連続勝利し、PGA・LPGA・JLPGAでブランド別使用率No.1を獲得しました」とする。
また、契約外にてシェフラーの名を伏せて米国アクシネット社もツアーレポートを公開し、「RBCヘリテージの勝者は『プロV1』ゴルフボール、『Vokey Design SM8』の50.12F、56.14F、『WedgeWorks SM9 60T』ウェッジを使用しています」と報告。これで、今季のPGAツアーは18戦中16勝がタイトリストのボールによるもので、その勝率は9割弱に達している。
【スコッティ・シェフラーのTM使用ギア】
1W:Qi10(表示8.0、リアル8.25° 可変アップライト1.5° ベンタスブラック7X 45㌅ D4 ツアーベルベット58R 下巻き6重)
3W:Qi10(表示15.0、リアル14.75° ベンタスブラック8X 42.3125㌅ 先詰1.5㌅ D3)
5I~PW:P7TW(7I:34° ダイナミックゴールド ツアーイシュー X100 37.125㌅)
PT:スパイダーツアーX(Lネック 35.5㌅)