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    マジか!? 長ければ飛ぶとは限らない! ウェッジはシャフトが短い方が飛ばせる!

    飛距離アップのためにシャフトを長尺化するのは定番の方法だが、それはロフトの立ったドライバーの話。ロフトの寝たウェッジはむしろシャフトを短くした方が飛距離を出しやすくなる。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年8月2日 01時00分

    • ギア
    シャフトの長いウェッジは、ロフトが寝て当たるぶん、上に飛ぶ。短いシャフトの方がハンドファーストにロフトを立てるように当てられて、飛距離を出しやすい
    シャフトの長いウェッジは、ロフトが寝て当たるぶん、上に飛ぶ。短いシャフトの方がハンドファーストにロフトを立てるように当てられて、飛距離を出しやすい
    • フェース中央付近にあるヘッドの重心は、ロフトが寝るとどんどんシャフトから遠ざかる。写真左はロフト32度の7Iで右は56度のウェッジだが、これだけ重心の深さが変わるのだ
    • 重心がシャフト軸から遠くにあるため、ウェッジはスイング中のしなり量が多くなりやすい。長尺化して多少スイングスピードがアップしても、インパクト時にロフトが寝やすくなるぶん、ボールは上に飛んでしまうので飛距離をロスしやすくなる
    • シャフトは長くすることでヘッドが回転運動の中心から遠くなるので、スイングスピードを上げることができる。ロフトの少ないドライバーなどは、スピードアップによってボール初速を上げることが飛距離につながりやすく、長尺化するメリットがある
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    フェース中央付近にあるヘッドの重心は、ロフトが寝るとどんどんシャフトから遠ざかる。写真左はロフト32度の7Iで右は56度のウェッジだが、これだけ重心の深さが変わるのだ
    重心がシャフト軸から遠くにあるため、ウェッジはスイング中のしなり量が多くなりやすい。長尺化して多少スイングスピードがアップしても、インパクト時にロフトが寝やすくなるぶん、ボールは上に飛んでしまうので飛距離をロスしやすくなる
    シャフトは長くすることでヘッドが回転運動の中心から遠くなるので、スイングスピードを上げることができる。ロフトの少ないドライバーなどは、スピードアップによってボール初速を上げることが飛距離につながりやすく、長尺化するメリットがある
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    フェース中央付近にあるヘッドの重心は、ロフトが寝るとどんどんシャフトから遠ざかる。写真左はロフト32度の7Iで右は56度のウェッジだが、これだけ重心の深さが変わるのだ

    飛距離アップのためにシャフトを長尺化するのは定番の方法だが、それはロフトの立ったドライバーの話。ロフトの寝たウェッジはむしろシャフトを短くした方が飛距離を出しやすくなる。

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    もしウェッジでボールが上がり過ぎて飛距離が出ないと悩んでいるなら、シャフトの長さを見直すのがおすすめです。ウェッジはロフトが寝ているぶん、フェース上の重心がシャフト軸から離れた位置にあります。

    そのため、スイング中にシャフトにかかる負荷が大きく、しなり量が増えて、インパクトでロフトが寝て当たりやすいクラブなのです。

    一般的にシャフトを長くすれば飛距離が伸びると思われがちですが、これはロフトの立ったドライバーの話。ウェッジの場合は、シャフトを短くして、しなり量を抑えてあげた方が、インパクトでロフトを立てられるので、飛距離を出しやすくなるのです。

    特にウェッジはフルショットだけでなく、さまざまな距離をコントロールして打つ必要もあるクラブですので、シャフトを短くして操作性を上げるメリットは非常に多いです。ロフトやソールグラインドだけでなく、シャフト長もしっかり選んであげるとショートゲームがよりやさしくなりますよ。

    ■解説 松吉宗之
    1997年からフォーティーンのクラブ開発に携わり、数々の名器を世に送り出した。2018年から自身のオリジナルブランド「ジューシー」を立ち上げる。ギア開発の裏側を知り尽くすクラブデザイナー

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