シン貧打爆裂レポート『FRONT LINE ELITE パター RHOとCERO』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2023年3月23日 08時00分
ロマン派ゴルフ作家語る
『FRONT LINE ELITE パター RHO』は、クモ使いのゴルファーで前重心のパターが打ってみたいゴルファーにオススメします。
『FRONT LINE ELITE パター CERO』は、ヘッド後方が丸くなっている分、四角形のものを動かすのではなく、三角形のものを動かすほうが、インパクトイメージができるゴルファーにオススメします。
どちらも共通ですが、骨組みが剥き出しになったような形状は、好き嫌いがハッキリ出ると思います。でも、機能だけを優先した結果だと考えると、かなり頼もしいパターであることが理解できます。
前方重心がより強くなった影響は、素振りでもハッキリとわかります。ヘッドが回りやすいのです。フェースローテーションをしないほうが合っているというのはセオリーですが、個人的には、逆にフェースの開閉が大きいゴルファーで、右にボールが出てしまうミスが多いゴルファーに、ドンピシャになる可能性もあるのです。自分だ、と思い当たるゴルファーは、手に取って打ってみるべきパターです。
ラウンド試打を通して、『FRONT LINE ELITE パター RHO』は、速いグリーンで曲がるラインを入れるやすいパターだと感じました。感性が活かされます。
『FRONT LINE ELITE パター CERO』は、ストレートなラインをしっかりと決めるのに向いているパターです。オートマチックな感覚で、使うことで威力を発揮しそうです。
2本は使い勝手は似ているのですけれど、どちらか一方に決断しやすいパターです。パットを打ってみると極端に違うので、使い手として合っているほうが明確になりやすいのです。
共通して、とても良かったことは、距離感が出しやすいことです。これは、前モデルよりも明確に優秀です。距離感に悩んでいるゴルファーよりも、繊細なタッチに自信があるゴルファーのほうが、よりこの性能を堪能できるので、オススメします。
『FRONT LINE ELITE パター RHOとCERO』は、クリーブランドの挑戦的なパターです。提案型パターとも言えるかもしれません。今までのパターに、納得できなかったゴルファーにも、これからパッティングをしっかり頑張ろうという段階のゴルファーにも、時代遅れにならずに、無駄がなく、完成度が高いパターを手にすることが大事です。
『FRONT LINE ELITE パター RHOとCERO』が市場にあることは、かなり幸運なのです。
試打クラブスペック
『FRONT LINE ELITE パター RHO』
ヘッド素材 :SUS630+ABS+アルミニウム合金
フェース素材:タングステン合金
ロフト :3度
ライ角 :70度
長さ :34インチ
『FRONT LINE ELITE パター CERO』
ヘッド素材 :SUS630+ABS+アルミニウム合金
フェース素材:タングステン合金
ロフト :3度
ライ角 :70度
長さ :34インチ
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』