エースドライバーより10ヤード飛んだ! 片山晋呉が地クラブ投入か!?
国内男子ツアーの「横浜ミナト Championship 〜Fujiki Centennial〜」の練習日、片山晋呉がドライバーを打って「おー!」と歓声を上げる。その手に握られていたのは、ソールが工芸品のように削られた地クラブだった。
配信日時:2024年8月6日 08時44分
国内男子ツアーの「横浜ミナト Championship 〜Fujiki Centennial〜」の練習日、片山晋呉がドライバーを打って「おー!」と歓声を上げる。その手に握られていたのは、ソールが工芸品のように削られた地クラブだった。
これは茨城県水戸市にある「クラブ工房キナセ」で注文したもの。昨年からシニアツアーにも出場している片山だが、シニアの会場ではツアーバンが来ないため、ネックを曲げたりするクラブの調整は、コース近くのゴルフショップや工房を探して行うことになる。そのときにトップアマでもある店主の木名瀬和重さんに勧められたのが、愛知のクラブメーカー『ITOBORI』(一刀彫)のドライバー『ITOBORI DRIVER SECOND GENERATION』だった。
片山がコースでこのドライバーを打ったのは初めて。同じ場所から打って、エースドライバーより10ヤード前に飛んでいた。「球が強いし、音もいい」と好感触だ。続けて、「僕は知らないクラブを使うのが好き。木名瀬さんが自分でも使って飛ぶっていうからね」という。ちなみにヘッド単体の値段は税込みで14万5000円。もしシャフトも新しく買いそろえれば20万円近くになるだろう。
気になるのは実戦投入するかどうか。「明日のプロアマはとりあえず使うよ。あの感じだったらいいよね。多分飛んでいると思う。メイド・イン・ジャパンで本当は戦いたいからね」と前向き。『ITOBORI』は1本1本ヘッドを手で削って仕上げているため、販売数が少なく値段も高い一品で、韓国や中国で人気に火が付いた。現在は在庫があるモデルだが、片山が投入すれば、国内でも人気となりそうだ。