ピンゴルフジャパンから、新作パターのアナウンス。「やわらかい打感で、しっかり転がるインサートを搭載したパターシリーズ『SCOTTSDALE(スコッツデール)』全9モデルを3月6日より取扱店にて発売いたします」と、同社。税込価格は44,000円となる。
フェース下の青い差し色は、2層の樹脂インサートだった2018年モデルの『シグマ2』を思い出すが、今作は『TR溝』が入っていない。目的はやわらかなインサート好きな日本人のショートを減らすこと。ツアープロのグリーンより遥かに重い我々アマがプレーするグリーンではショートのミスが多く、PINGの研究では4.5mのパットでショートする確率が「ツアープロの3倍にものぼる」とのこと。
改善のために採用したのが、ランニングシューズのミッドソールにも採用される、軽量でも剛性と耐久性を備え、反発力に優れた『PEBAX』という素材になる。
「PEBAXはパターにおいては、ボールの転がりのバラつきを抑えるメリットがあります。今回『SCOTTSDALE』に搭載した【新PEBAX】は高性能なPEBAXにPING独自の配合で異素材を組み合わせることで、やわらかい打感ながらもしっかりと転がる高い反発性能と、心地良く響く打音を実現しました。ソフトな打感に加え、耳に届く打音がパッティング時のイメージと実際のボールの転がりをより一致させてくれます。また、軽量インサートを搭載する『SCOTTSDALE』は、削り出しヘッドの『PLD』と比べてMOIが約11%高く、オフセンターヒット時でも初速が落ちにくく、安定した転がりを実現します」(同社広報)
9モデルの中でもイチオシ形状は、トニー・フィナウの要望から生まれたやや幅広ブレードの『ANSER 2D』で、「重めのヘッド重量でストロークが安定しやすい」とのこと。ミッドマレットにも新形状の『B63』を用意しており、こちらは『B60』よりトップブレードが厚く形状もやや大きめとなった。また、昔から人気の大型マレット『CRAZ-E』の復活を懐かしむ人も多そう。
その他、グリップで標準採用したのが、多くのツアープロに人気のスーパーストローク製『PING SPST TOUR 2.0(PT BLUE)』だ。このグリップは『SCOTTSDALE』に合わせて限定採用され、他のシリーズのパターでは選べないという。『G440』シリーズのタイムレスブルーに合うカラーリングの新パターは、大人気になるのも確定的!?