フジクラから、ダレルサーベイ社調べのツアーレポートが届いた。「JLPGAツアー『ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』の1Wシャフトで、ブランド別・モデル別使用率No.1を獲得しました。一番人気が出場108人中10人が使用した、『スピーダーNX50バイオレット』になります」と、同社広報。2番人気は『スピーダーNXブラック』が6人で、『同グリーン』が3位の4人だった。
人気No.1シャフトの「フジクラ」は定位置だが、出場者のフィニッシュ画像を確認すると、ヘッドの方はキャロウェイが使用率No.1を獲得し、2位が僅差でPING、3位がスリクソン、僅差の4位がタイトリストの順になっていた。
既報の通り、稲見萌寧がキャロウェイの新作『ELYTE◆◆◆』の10.5°を採用し「初速が速かったのと、顔がけっこう好きで気に入っています。他のメーカーも試したけど、ヘッドが小さい方がいい。操作性が高いものが好きです」と話している。また、ボールのみキャロウェイ契約の神谷そらは『ELYTE◆◆◆』に『24ベンタスブラック5X』と『クロムツアー◆◆◆』ボールを組み合わせて平均飛距離「259.25ヤード」の1位を獲得していた。
契約フリーで飛ばし屋の穴井詩は『ELYTE』ドライバー(9.0°)を選び、野澤真央は『ELYTE◆◆◆MAX』(9.0°)だった。その他、『ELYTE』シリーズのドライバーを入れた契約プロの河本結、吉田鈴、手束雅、政田夢乃も以下のように話している。
「もともとトリプルダイヤを使っていたんですけど、前作はスピン量が多かったので、新作でスピン量が減ったから替えました。1900~2000回転くらいになっていますね。自分の努力もあるんですけど、去年は230~240ヤードだったのが、今は250ヤードくらい飛んでます。とにかく飛距離が伸びたので変えました。初速が速く、スピンが少ないくランも少ないから球が強くて気に入ってます」(河本結:ELYTE◆◆◆9.0°)
「弾き系というか、初速がバンって出ます。(これまで使っていた)Aiスモークに比べると正反対というイメージです。少しギャップがあったので、ジェルを使って弾く感じを弱めたら、より自信を持って振れるようになりました。(TDを選んだのは)つかまりがいい。もともとつかまるクラブを、つかまらないように打つのが好きなタイプ。つかまらないタイプだと自分でつかまえにいって、疲れた時にミスがでるのが嫌なんです」(吉田鈴:ELYTE◆◆◆TD 9.0°)
「初速が速くなったなと思います。他のモデルも打ったんですけど、トリプルダイヤを選んだのは、私はスピン量がもともと多い方だったんですけど、それを抑えながら打てるから。飛距離も伸びました」(手束雅:ELYTE◆◆◆9.0°)
「トリプルダイヤは、初速が速くなって、振り感も見た目もいい感じで使っています。ソールはウェイトを取って、鉛を貼ってますね。いろいろウェイトを試したけど、少しスピンを落としたかったのでそれよりもまんべんなく重さを入れた方が良かったです」(政田夢乃:ELYTE◆◆◆9.0°)
その他、昨年モデルの『PARADYM Ai SMOKE』シリーズを継続していたのが、新木優奈や山城奈々、吉本ひかる。一昨年モデルの『PARADYM』シリーズは、天本ハルカ(◆◆◆10.5°)、木戸愛、笠りつ子、森井あやめらが使う姿も確認でき、新作『ELYTE』以外も多数の選手がエースに採用していた。