この秋、ショートゲームを見直すなら、まずアプローチウェッジのロフトから!
ショートゲームをラクにするには、ピッチングウェッジとサンドウェッジの間に入れるアプローチウェッジをどうするかだ。プロにも最近増えている「50・54度」の組み合わせについて調べてみた。
配信日時:2023年10月5日 07時41分
今、52度のアプローチウェッジを入れている人はどのくらいいるのだろう。 ピッチングウェッジとサンドウェッジの間の距離を細かく打ち分け、グリーン周りのアプローチでも使うなど、52度の役割は多岐に渡る。そのため、1本で全てをカバーするには高い技術が必要だ。それなら50度と54度の2本で分業体制にした方が圧倒的に楽になるという。
単品ウェッジが普及してからしばらく、ピッチングウェッジの下の番手には、52度と58度を入れるのが定番だった。しかし、最近では52度の代わりに「50・54度」を入れるプロも増えている。こうした「50・54度」の組み合わせを推奨するのが、ギアコーチの筒康博だ。「50〜54度のロフト帯のウェッジを実際に打ち比べてみると、52度が実は難しいロフトということが分かりました。ピッチングとの差を埋めるには飛距離を出しにくく、グリーン周りで多用するにはボールが強く出て、オーバーしやすかったのです。一方で50度はボールを押すように打てて飛距離を出しやすく、54度は程良い高さとスピンのピッチ&ランがやさしく打てました。50度と54度があることでピッチングの下に飛距離の階段を作ることもできますから、100ヤード以内のショートゲームが楽になる組み合わせといえるでしょう」(筒)
ウェッジは2度違うだけで、まったく違うクラブになる。ショートゲームをやさしくしてスコアメイクするためにも、「50・54 度」を試してみてはいかがだろうか