「1ミリ単位のラインを描いて狙い通りのボールを転がせる」 ツアー仕様のおしゃれなパター
ベストスコア「67」、ホームコースのハンディキャップ「0」を誇る、貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2024年8月7日 22時15分
ドライバーのヘッドスピード40m/sのアマチュアゴルファーでも、最新ギアを使いこなせるのか? ベストスコア「67」の元競技ゴルファーでロマン派ゴルフ作家の篠原嗣典が実際にコースに持ち込んで検証しました。
オデッセイは、『TOUR BACK COLLECTION Ai-ONE MILLED ELEVEN T パター』を2024年5月30日に発売。
『TOUR BACK COLLECTION Ai-ONE MILLED ELEVEN T パター』のコピーは“特別なプロ仕様をお届けする新ライン 第1弾はAi-ONE MILLEDパター”です。
ツアーで使用されているクラブの中には、市販されているものと同じように見えて、微妙に仕様や加工が違うものがあるのはクラブ好きなら当たり前の話ですが、『TOUR BACK COLLECTION』は、そういう希少な仕様となっているパターをリリースするラインで、公式オンラインストアとCALLAWAY EXCLUSIVE 取扱店舗のみの数量限定発売となります。
春に発売された『TOUR BACK COLLECTION パター』ですが、人気があるモデルはソールドアウトしつつあるそうです。(お店によって在庫が違うので)
そういう中で、「ELEVENが一番良いね」という声をよく耳にするので興味を持ち、評判の良さの真偽を確かめようと今回、試打してみることになりました。
『TOUR BACK COLLECTION Ai-ONE MILLED ELEVEN T パター』は、基本的には、「AI-ONEチタン・インサート」がテクノロジーの中心になります。その性能はそのままに、白いサイトラインではなく、ゴールドのドットになっているところや、シャフトもヘッドカラーと同じブルーになっていて、グリップが本革になっているところが、ツアー仕様なのです。
仕様が違うということが、遠目にもわかるのは間違いなくプラスであり、パターとしての個性でもあります。
『TOUR BACK COLLECTION Ai-ONE MILLED ELEVEN T パター』も、他の『TOUR BACK COLLECTION パター』のように、特別感が強いパターだと言えます。
『TOUR BACK COLLECTION Ai-ONE MILLED ELEVEN T パター』の評判の良さはホンモノなのか。意識をしながら、試打をしました。
試打した日は、晴れで、気温は19℃~28℃。やや風あり。グリーンは8.5フィートの速さ。使用したボールは、使い慣れていてクラブだけの影響に集中できる『TOUR B X』です。
【打感・打ち応え】
『TOUR BACK COLLECTION Ai-ONE MILLED ELEVEN T パター』の打音ですが、音量はちょうど良い大きさで、音質は大人しめで上品な硬質系で残響も綺麗で雰囲気がある音です。打ち応えは、軽めで弾き感があります。手応えは大型ヘッドとしては敏感です。
【構えやすさ・方向性】
『TOUR BACK COLLECTION Ai-ONE MILLED ELEVEN T パター』は、ヘッドが大きいという安心感と、ヘッドのデザインが助けにもなって、方向性が合わせやく、ボール幅の中央のパーツが集中しやすくさせます。完成度が高いヘッドだと感心しました。
【距離性能】
『TOUR BACK COLLECTION Ai-ONE MILLED ELEVEN T パター』の距離感は、しっかり打っても転がり過ぎない安心感が気持ちが良いです。その個性を理解しないと、ショートしやすいパターになってしまう可能性があるので注意ですが、基本的には敏感で、繊細なタッチを出すことも出来るパターです。
【ロマン派ゴルフ作家語る】
『TOUR BACK COLLECTION Ai-ONE MILLED ELEVEN T パター』の評判の良さは、パターとしての完成度の高さが、扱いやすさとしてゴルファーを助けている結果だと感じました。
色々なブランドのELEVENヘッドを試打してきましたが、試打してみて感じたのは、「AI-ONE チタン・インサート」と『TOUR BACK COLLECTION Ai-ONE MILLED ELEVEN T パター』の相性の良さがあるのだということでした。今までも、ELEVENヘッドは、良い大型マレットパターだと思っていましたが、過去に打った中で、今回が最も良い結果が出たからです。
一番良かったのは、ショートパットです。直進性が強く、かつ、狙いやすいので、1ミリ単位のラインを描いても、そこに狙い通りのボールを転がせたのです。途中から外れる不安なく、気楽に打つことが出来ました。
大型マレットを使いたいけれど、どれが良いか迷っているゴルファーに『TOUR BACK COLLECTION Ai-ONE MILLED ELEVEN T パター』をオススメします。
オデッセイのパターは、大型マレットがいくつかあります。スパイダー型の「TEN」が市場を見渡しても、一つの完成形という位置付けだったのだと推測しますが、ELEVENヘッドは、その後に登場したヘッドで、更に優れた部分があるからこその名称でしょうし、自信があるからこその市場投入なのだと、今回、『TOUR BACK COLLECTION Ai-ONE MILLED ELEVEN T パター』を打って、改めて、しみじみ考えたのです。
『TOUR BACK COLLECTION Ai-ONE MILLED ELEVEN T パター』を打つと、ELEVENヘッドの完成度の高さがわかります。
癖のように突出した何かがあるのではなく、単純に、狙いやすく、打ちやすく、結果が出るところが、お見事でした。そうなってくると、完成度が高いとしか書きようがないのです。
『TOUR BACK COLLECTION パター』で、どれを使うか、迷っているゴルファーには『TOUR BACK COLLECTION Ai-ONE MILLED ELEVEN T パター』を使ってみることをオススメします。
安心してオススメできるのも、パターとしての完成度の高さが根拠になります。
オデッセイのELEVENヘッドのパターは、過小評価されています。しかし、ツアーの現場では、その性能は認められて、使用者が増えています。
『TOUR BACK COLLECTION Ai-ONE MILLED ELEVEN T パター』は、ソールドアウトしてしまう前に、購入を検討しておくべきパターなのです。
【試打ギアスペック】
『TOUR BACK COLLECTION Ai-ONE MILLED ELEVEN T パター』
ヘッド素材 ステンレススチール+アルミニウムソールプレート+タングステン
フェース Ai-ONEチタン・インサート
ロフト 3.0度
ライ角 70度
長さ 34インチ
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。ベストスコア「67」、ハンディキャップ「0」
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