幡地隆寛、『レフトダッシュ』と『SM10』を初投入で初優勝!【春のクラブチェック】
「ニュージーランドオープン」のツアーレポート。
配信日時:2024年3月4日 03時56分
<ニュージーランドオープン 最終日◇3日◇ミルブルック・リゾート(ニュージーランド)◇6964ヤード・パー71>
アジアンツアーとオーストラレイジアPGAツアーの共催大会は、首位と1打差で出た30歳・幡地隆寛が4バーディ・ボギーなしの「67」をマーク。トータル17アンダーで逆転し、アジアンツアー初優勝を果たした。
2015年プロ入りの幡地は、2020-21年シーズンに初シードを獲得。昨年はトップ5入りを4度で賞金ランク自己ベストの18位に。平均300ヤードを優に超える日本屈指の飛ばし屋だが、その幡地が今季初戦で最も重要なギアである、ボールを変更していた。アクシネットジャパンインク広報がこう明かす。
「今年の1月22日に初めて『Pro V1xレフトダッシュ』を試打した幡地プロは、理想の打感+理想の弾道だと感じ、その後もテストを重ねて今大会で使用を決断。今大会は4日間とも『Pro V1xレフトダッシュ』を使用しての優勝でした。『これからも継続してレフトダッシュを使用していく』とのことです。また、今大会から『SM10』ウェッジも初投入しており、ボールとウェッジを切り替えた週の嬉しい勝利となりました」(同社広報)
既報の通り、昨年までは『Pro V1x』を使用していた幡地。1月22日のボールテストに記者も同行したが、その際に初めて試した『レフトダッシュ』はショートゲームやアプローチスピン量で『Pro V1』と遜色がなく「トラックマンでこれだけ(約2mph)ボール初速が違うなら、アリですよね」と話していた。
『プロV1』ファミリー3機種の中で、「最もしっかりで最も低スピン」という飛ばし屋向きの特徴から、『レフトダッシュ』は世界一飛ばすカイル・バークシャーも愛用しており、日本屈指の飛ばし屋である幡地にもフィットした模様。同社の14本で固める幡地の初優勝ギアは下記のようになっている。(編集部M・K)
【幡地隆寛の初優勝ギア】 ※が新投入
1W:タイトリスト TSR4(10°Ventus BK 7X)
3W:タイトリスト TSR2+(14.5°Ventus BK 7X)
3U:タイトリスト TSR2(18°Ventus BK HB 10TX)
3I:タイトリスト 620CB(Dynamic Gold S400)
4I~9I:タイトリスト 620MB(Dynamic Gold S400)
P,A,SW:ボーケイ SM10(46.10F,54.14F,60.06K 〃)※
PT:スコッティ・キャメロン Phantom X11Sツアープロトタイプ
BALL:タイトリスト Pro V1x レフトダッシュ ※