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    全てのクラブで“距離のピッチが揃う”ゴールデンプリックス『TR-01』の超実戦的性能とは?

    つるやゴルフは、“もっと上達したい”と考えるゴルファーに向けた最新モデル『TR-01』シリーズを発表した。細部にまでこだわり抜いたフォルム、高い飛距離性能と寛容性、そして同社初となる「スライドウェイト」システムを搭載するなど、ゴルファーの強いこだわりに応えるクラブに仕上がっている。 取材協力/南総カントリークラブ、TrackMan株式会社 写真/山上忠 構成/田辺直喜

    所属 ゴルフライター
    田辺直喜 / Naoki Tanabe

    配信日時:2023年9月8日 11時00分

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    『TR-01』シリーズでは、『460』(写真左)と『440』(写真右)の2タイプのドライバーが用意されている
    『TR-01』シリーズでは、『460』(写真左)と『440』(写真右)の2タイプのドライバーが用意されている (撮影:山上忠)
    • 年間数千本にも及ぶ最新モデルを試打するカリスマフィッター。たしかな知識と鋭い感性で最新クラブの性能を的確に見抜く
    • 弾道計測には、世界中のゴルファーから高い支持を受ける『トラックマン』を使用
    • 深重心設計で寛容性の高い『460』。ミスを恐れず振り抜いていく『TX』シリーズのエッセンスが継承されたモデルだ
    • 1球目から理想的な弾道で、245ヤードをマークした鹿又氏
    • 今回のテストで鹿又氏がマークした『460』のベストデータ。この日はアゲインストの風が吹いていたが、それを物ともせずミート率1.5で246.6ヤードを叩き出した
    • 『TR-01』シリーズの純正シャフトについて、高弾性カーボンシートの特性をしっかり生かして、効率的に飛ばせると鹿又氏も太鼓判を押す
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    安定感重視の『460』と強弾道と操作性の『440』


    つるやゴルフは、上達志向の強いゴルファーに向けた「ゴールデンプリックス」ブランドから最新モデル『TR-01』を発売する。
     
    「ゴールデンプリックス」にはこれまで安定性重視の『TX』と操作性重視の『TP』という2つのシリーズが用意されていた。最新の『TR-01』シリーズは、過去の2シリーズが備えていた安定性と操作性をしっかり継承しつつ、より高い次元に進化したクラブに仕上がっているという。今回は、最新ギアに精通するカリスマフィッター鹿又芳典氏に、『TR-01』シリーズのドライバーからアイアンまで全てのクラブの性能を分析してもらった。

    年間数千本にも及ぶ最新モデルを試打するカリスマフィッター。たしかな知識と鋭い感性で最新クラブの性能を的確に見抜く
    弾道計測には、世界中のゴルファーから高い支持を受ける『トラックマン』を使用
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    年間数千本にも及ぶ最新モデルを試打するカリスマフィッター。たしかな知識と鋭い感性で最新クラブの性能を的確に見抜く

    まずテストしたのが、『TR-01 460ドライバー』だ。『TR-01』シリーズのドライバーには、共通するテクノロジーとして「カップフェース構造」が採用され、圧倒的なボール初速とスイートエリアの広さ、そして爽快な打球感が備わっている。その上で、クラウンとソールにカーボンを用いることで、モデルごとに細かく性能を作り込むことに成功しており、『460』は「スライドウェイト」をヘッド後方に配置するなど、より安定性を高めたドライバーになっている。

    深重心設計で寛容性の高い『460』。ミスを恐れず振り抜いていく『TX』シリーズのエッセンスが継承されたモデルだ

    深重心設計で寛容性の高い『460』。ミスを恐れず振り抜いていく『TX』シリーズのエッセンスが継承されたモデルだ (撮影:山上忠)

    「『460』は、寛容性の高さがすごく感じられるシルエットになっていて、構えるとクラブが短く感じられて、非常に安心感があります。スイングしてみても、振り感がすごく軽くて、スピードを出せそうな印象です。クラブとしてのバランスがすごく良くできていますね。これならいきなりボールを打っても、タイミングを合わせていけそうです」

    1球目から理想的な弾道で、245ヤードをマークした鹿又氏

    1球目から理想的な弾道で、245ヤードをマークした鹿又氏

    「このクラブ、打ち出しがすごく高いんですよ。だから、安心して振っていけます。大きいヘッドにありがちなインパクトのもたつき感も一切ないですし、自分が当てたい時にバン!って当たってくれます。これならもっとスピードを出せそうですね」

    今回のテストで鹿又氏がマークした『460』のベストデータ。この日はアゲインストの風が吹いていたが、それを物ともせずミート率1.5で246.6ヤードを叩き出した

    今回のテストで鹿又氏がマークした『460』のベストデータ。この日はアゲインストの風が吹いていたが、それを物ともせずミート率1.5で246.6ヤードを叩き出した (撮影:山上忠)

    「本当に振りやすいですね。使えば使うほど、手に馴染んできて、イメージした通りのインパクトと弾道が作れます。すごく楽しいですよ。ミスヒットでもアゲインストに負けない強弾道になってくれますし、ボールがコースの幅から全く外れません。寛容性の高さはすごくハイレベルですし、これでさらに「スライドウェイト」を活用して、良いポジションを見つければ、よりインパクトでフェースをスクエアに戻しやすくなるでしょう。自分好みにどんどんカスタマイズしていけるのも『TR-01 460 ドライバー』の魅力ですね」
     
    鹿又氏が付け加えたのは、『TR-01 460 ドライバー』に標準装備された純正シャフトについてだ。

    「つるやゴルフのクラブ全てに言えることですが、ヘッドだけでなく、シャフトとグリップを含めて、1本のクラブになった時のバランスがすごくいいんですよ。特に『TR-01 460ドライバー』の純正シャフトには、高弾性70tのカーボンシートが全長に入っていますが、これがすごく振りやすくて、ボールに力を伝える意味ですごく生きていますね」

    『TR-01』シリーズの純正シャフトについて、高弾性カーボンシートの特性をしっかり生かして、効率的に飛ばせると鹿又氏も太鼓判を押す

    『TR-01』シリーズの純正シャフトについて、高弾性カーボンシートの特性をしっかり生かして、効率的に飛ばせると鹿又氏も太鼓判を押す (撮影:山上忠)

    続いてテストしたのが、440ccと少し小ぶりに仕上げられた『TR-01 440 ドライバー』だ。こちらは操作性を重視したヘッドで、「スライドウェイト」をフェース側に配置することで浅重心化し、超低スピンの強弾道で飛ばせる性能に調整されている。

    弾道をコントロールしやすい小ぶりなヘッドの『440』。スピンを抑えた強弾道も特徴となっている

    弾道をコントロールしやすい小ぶりなヘッドの『440』。スピンを抑えた強弾道も特徴となっている (撮影:山上忠)

    「このシェイプは、個人的にすごく好印象です。構えてみても、全然小さく見えないですし、むしろ芯がどこにあるのかよく分かるので、アドレスで集中しやすくなります。ロフトのつけ方も絶妙で、フェースがすごくキレイに見えるので、これなら芯に当てやすいですよ」

    『440』1球目のデータ。ボール初速や飛距離性能は『460』とほぼ同等だが、最高到達点がやや低めになっている

    『440』1球目のデータ。ボール初速や飛距離性能は『460』とほぼ同等だが、最高到達点がやや低めになっている

    風に負けない強弾道が打ちやすいと鹿又氏。『440』でもミート率1.5、242.9ヤードの飛距離をマークした

    風に負けない強弾道が打ちやすいと鹿又氏。『440』でもミート率1.5、242.9ヤードの飛距離をマークした (撮影:山上忠)

    「すごい強弾道なのは間違いないですが、扱えない強弾道じゃないことがポイントですね。構えやすいヘッドシェイプと合わせて、打ちたい方向にラインを出していけます。操作性が高いクラブは、自分の感覚通りにヘッドが動いてくれるということでもあります。ロフトを付けて打ち出し角さえ確保すれば、「スライドウェイト」の調整でスクエアなインパクトを作りやすくすることで、ドライバーからアイアンまでの流れがすごく良くできますよ」
     
    『440』のテストでは、「スライドウェイト」を動かすことによって、振り心地や弾道にどのような変化が出るのかもチェックした。

    「スライドウェイト」をヘッドのトゥ側「FADE」のポジションに動かしてテストしたデータ

    「スライドウェイト」をヘッドのトゥ側「FADE」のポジションに動かしてテストしたデータ (撮影:山上忠)

    「ウェイトをトゥ側にズラしてあげると、振った時にヘッドの真ん中よりも先に重心が感じられるようになります。フェースがどこを向いているのか、すごく分かりやすくなるんです。積極的にフェースを開閉させて打っていくタイプの人にすごくおすすめなポジションですね。すごく扱いやすくなると思いますよ」
     
    一方で、鹿又自身が好みのポジションと話すが、「スライドウェイト」をヒール側に動かした「DRAW」ポジションだ。

    「DRAW」ポジションは、ヘッドのヒール側、シャフトの延長線上に近い位置にウェイトが来る

    「DRAW」ポジションは、ヘッドのヒール側、シャフトの延長線上に近い位置にウェイトが来る (撮影:山上忠)

    「アイアン感覚でドライバーを打ちたいなら、「DRAW」ポジションがおすすめですね。ウェイトをヒール側に持ってくることで、フェース開閉やインパクトのタイミングが全てのクラブで揃ってくるんです。ボク自身、ドライバーよりもアイアンが好きなので、ウェイトをヒール側に持ってきて、フェースが早くスクエアになるようなヘッド特性にしてあげると、すごく振りやすく感じます」

    『440』の「DRAW」ポジションで、あえて低い球を打った鹿又氏のデータ。最高到達点が14ヤードまで低くなっている

    『440』の「DRAW」ポジションで、あえて低い球を打った鹿又氏のデータ。最高到達点が14ヤードまで低くなっている (撮影:山上忠)

    「シャフトの先に重さを感じるので、すごくアイアンに近い振り心地になりますね。今はわざとフェースを閉じたまま、ハンドファーストに当てて低い球を打ってみました。通常、大きめヘッドのドライバーでこれをやると、フェースが開きやすく、弱い球になりやすいです。しかし、『440』の「DRAW」ポジションなら、こういうコントロールも自在にできますね。自分で球筋を操作する楽しさが『TR-01 440ドライバー』には備わっています」

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    FW、UT、そしてアイアンの性能はいかに?

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