全てのクラブで“距離のピッチが揃う”ゴールデンプリックス『TR-01』の超実戦的性能とは?
つるやゴルフは、“もっと上達したい”と考えるゴルファーに向けた最新モデル『TR-01』シリーズを発表した。細部にまでこだわり抜いたフォルム、高い飛距離性能と寛容性、そして同社初となる「スライドウェイト」システムを搭載するなど、ゴルファーの強いこだわりに応えるクラブに仕上がっている。 取材協力/南総カントリークラブ、TrackMan株式会社 写真/山上忠 構成/田辺直喜
配信日時:2023年9月8日 11時00分
FW&UTも高いボールでやさしくぶっ飛ぶ
『TR-01』シリーズには、ドライバーと同じ感覚で振り抜けるFW、UTが用意されている。ドライバーを大絶賛した鹿又氏の目に、これらのクラブはどう映るのか?
「FWとUTはいずれも、構えた時のフェースの見え方がすごくキレイです。ロフトがボールの打ち出し方向に対して、真っすぐ向いているように見えます。丁寧に作り込んでいかないとこの形には絶対ならないですから、すごくこだわりを感じますね」
『TR-01』シリーズのFWとUTは、クラウンにカーボンを採用し、ソールにしっかり重さをつけることで徹底した低重心化が図られている。その上で、「高強度マレージング薄肉フェース」を搭載することで高い反発力を持たせ、安定してボールを遠くに飛ばすことができる。
「ソールまで一体となったL型のカップフェース構造になっていることが気になっていましたが、打ってみるとすごく効果がありますね。ロフトが立った3Wでもしっかり高さが出てくれます。弾道データもほぼドライバーのような数値ですよね。スイングしていて、ドライバーと同じ流れで振れますし、多少手前から入ってもソールが抜けてくれる寛容性の高さもあります。すごく振りやすいですよ。こんな3Wあるんですね」
「顔の良さがあるので、アドレスした時にターゲットに対して打ち出すボールのイメージがはっきり出せますね。あとはフェースに乗って、ギュッと弾くような打感がすごく気持ちいいです。このロフト帯のクラブとしては絶妙ですよ。打感がなさすぎても強く打ちたくなりますし、弾きすぎてもコントロールできない印象になってしまいますから、使い手のことを考えて、フィーリングまで作り込んだクラブになっています」
ドライバーのように高いトータル性能を持った『TR-01』シリーズのFWとUTだが、鹿又氏は、ただ飛ぶだけでなく、ロフトなりに適正な距離が出続けることが強みだと分析する。
「15度の3Wで220〜230ヤード、21度のU4で200ヤードとロフトなりにしっかり飛んでいることが好印象でした。自分のヘッドスピードに対して適正な距離がずっと出続けてくれるんです。その上でしっかり高さも出てくれますから、コースに来た時にすごく活躍してくれるのは間違いないですね」
『TR-01 アイアン』は番手別設計が超絶妙!
『TR-01 アイアン』最大の特徴は、番手別にヘッド構造を変えていることだ。
「5〜7番までのロングアイアンのカテゴリは飛距離重視のヘッド構造になっています。「Uカップフェース」という新しい構造が取られているので、下めに当たっても飛距離ロスが小さいですし、打ち出し角もしっかり出てくれます。8〜PWまでは中空構造が取られ、周辺重量配分によって慣性モーメントを上げて方向性を高めています。番手ごとに求められる機能をしっかり作り込んでいるのが『TR-01 アイアン』ですね」
「6番で24度ですから少しロフトが立っているモデルなんですけど、しっかり高さが出てくれますね。その上でボールが全然ネジれません。アゲインストの中でもボールがしっかり真っすぐ飛んでくれますよ。また、ドライバー、FW、UT、アイアンと本当に振り感が揃いますし、出球も距離も揃うのは『TR-01』シリーズの最大の強みだと言えますね」
「いわゆる飛距離重視のアイアンは、ティアップした時は飛ぶけど、下から打つと飛ばないということが起こりやすくなります。しかし、『TR-01 アイアン』はティアップしても、フェアウェイから打っても弾道データがほぼ同じでした。これは性能の高さの証ですし、このアイアンが持つ最大の強みだと言えます。コースに来た時に本当に使いやすいアイアンですよ。残り何ヤードだから何番で打とうとシンプルに決められますからね」
「ターゲットに向かった立った時に、すっとアドレスに入れますし、この違和感のなさはすごいですよ。インパクトした時の音、打感もすごく気持ちいいです。ラフや傾斜から打つときも自分がやりたいことがしっかりできるので、すごく使い勝手の良いアイアンに仕上がっています」
「プレーヤーのパフォーマンスが素直に結果として出る『TR-01』のようなカテゴリのクラブって実は評価するのがすごく難しいんです。新しいテクノロジーで性能を高めながらも、構えた時に違和感がなく、気持ち良く振り切れるクラブである必要があるからです。そんな中で『TR-01』シリーズは、すごく良く作り込まれています。モデルごとにしっかり性能が出ていることはもちろん、一番驚きだったのはドライバーからアイアンまでキレイに距離のピッチが出ていたことです。こういうクラブを使っていると、自分がどういうゴルフして、どういう結果になったのか、よく分かるようになるので、使い続けるうちに間違いなくゴルフが上達するはずですよ」
フィーリングの良さにこだわりながら、飛距離や寛容性など、基本性能の高さも欲しい。そんな欲張りなゴルファーにとって、『TR-01』シリーズは大きな選択肢の一つになりそうだ。
ゴールデンプリックスTR-01特設サイトはコチラ↓。
https://www.tsuruyagolf.co.jp/brand/goldenprix/tr-01/