やさしく寄せるならキャビティウェッジがいい!
アイアンではおなじみのキャビティだが、ウェッジはというとまだマッスル型の使用者が多い。しかし100ヤード以内を打ち分けるならキャビティタイプのウェッジのほうがやさしい。最新モデルから探してみよう。
配信日時:2023年8月14日 09時14分
バックフェースの中央を薄くすることでトゥやブレード部分を厚くしたキャビティウェッジ。そのメリットは芯が広くなって、当たりが悪くても弾道やキャリーがブレないことだという。
ウェッジをキャビティ化する最大のメリットは、距離感が出しやすくなることだとギアコーチの筒康博は語る。「プロや上級者が愛用するマッスル型のウェッジは芯が狭く、打点ごとに球質やキャリーが大きく変わります。この特性を生かして、ロブや低く打ち出してスピンをかけるアプローチなど、さまざまな球種を打ち分けることができるのですが、かなりのテクニックが必要です。
一方で、『キャビティ』のウェッジは、バックフェース中央に凹みを作り、そこで余った重量を周辺に配分することで慣性モーメントを高めています。簡単にいえば、芯が広くなり、どこで打っても球質の変化が小さく、振ったなりの距離を飛ばしやすくなるのです。多くのゴルファーにとって、100ヤード以内の寄せをラクにしてくれる心強い武器になるクラブだといえるでしょう」。
●キャビティウェッジの特長①
「幅広&ハイロフトバンスなソールで、インパクトロフトがそろう」
ソールにも最新キャビティウェッジがミスに強い理由が隠されている。ソール幅を広めに取り、しっかりバンス角を付けることで、入射がズレてもしっかり補正してくれて、常に一定のインパクトロフトでボールを捉えられる。
●キャビティウェッジの特長②
「ソフトな打感でフィーリングも◎」
多くのゴルファーがこだわる打感も、最新キャビティウェッジはハイレベル。素材や製法にこだわりつつ、モデルによってはバックフェースに衝撃を吸収する素材を複合するなど、心地良いフィーリングが得られる設計になっている。
もし、アイアンがキャビティやそれよりもやさしいモデルを使用しているなら、マッチングを考えて、キャビティウェッジの使用を考えてみてはどうだろう。それだけでアプローチが断然やさしくなるかもしれない。