なぜツアープロはアイアンはハーフキャビティなのに、ウェッジはマッスルバックを使うのか?
マッスルバックのアイアンを使用するプロは男子でも決して多くない。寛容性という意味でキャビティ&ハーフキャビティや複合素材のモデルにメリットが多いからだ。一方で、ウェッジは依然としてマッスルバックが多い。その理由は何なのか。最新モデルを集めて検証してみた。
配信日時:2024年11月20日 02時00分
ボーケイ、キャロウェイ、ピンの注目モデルをチェック
キャロウェイ
OPUS(58Sグラインド)
【筒】最新モデルの中でも特にタテの慣性モーメントが高く、打ち出しがそろってくれます。溝の本数を増やすことでスピン性能も高めています。【小坂】インパクトのエネルギーロスが少なく、振ったなりに飛ぶので距離感が合わせやすいです。ライへの対応力も高く、とても実戦的です。
ブリヂストン
バイティングスピン(58Mソール)
【筒】重心距離が短めでフェース開閉しやすく、ボールを包み込むようにつかまえることができます。滑りの良いソールで鋭角に打ち込めることも特徴的です。 【小坂】振るほどに打感がソフトに感じられるウェッジです。ハンドファーストな打ち方と相性が良く、低めの打ち出しでボールをコントロールできます。
フォーティーン
FRZ(58Sソール)
【筒】リーディングエッジが低めでボールの下に入れやすいです。フェアウェイにおけるソールの抜けが抜群に良く、気持ち良く打ち抜いて、スピンをかけることができます。 【小坂】フェースを開きやすい顔で打ち出し高さをコントロールしやすくなっています。フェースの乗り感もあり、スピンもしっかり利いてくれます。
タイトリスト
ボーケイSM10(58Sグラインド)
【筒】マッスルウェッジの元祖とも呼べる存在です。真っすぐ構えても、開いても使えますし、スピン量もしっかり入ります。どんな球でも自在に打てますよ。 【小坂】打ち出し角やスピンをコントロールできる操作性があり、性能バランスは抜群に良いです。手で投げるような感覚でボールを打ち出せます。
ピン
s159(58Sグラインド)
【筒】タテの慣性モーメントの高さはトップクラスで、安定して高い打ち出しのアプローチが打てます。溝の本数は最多の22本で、そのぶん、スピン性能も高いです。 【小坂】インパクトでボールを押すような心地良さがありつつ、イメージよりも高く上がってくれます。一定したアプローチが打ちやすいウェッジです。
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