スイングの土台となる下半身を安定させるには、内転筋や太モモ裏からヒザ裏周辺にあるハムストリングスなどをトレーニングするのが効果的です。
一方、上半身と下半身をネジる力が大きくなると、ダウンスイングで体がネジり戻るエネルギーが強くなってスイングスピードが上がります。つまり、飛距離アップが期待できるわけです。また、体をスムーズに捻転できるようになると、トップが深くなりインサイドからクラブを下ろしやすくなるため、楽にボールをつかまえることができます。
今回は、太モモ周りの筋肉と体をネジる際に必要になる腹斜筋を同時に鍛えられるエクササイズを紹介します。ぜひチャレンジしてみてください!
【ウォーミングアップ】
肩幅の1.5~2倍に足を広げて胸を張って立つ。背骨を真っすぐにしたまま、上体を真下に落とすように2秒かけてしゃがみ込む。腰を落とす際は、ヒザを外側に向ける。再び元の体勢に戻るときも2秒かけてゆっくりと行う。
【スクワットにネジりを加えて効果アップ】
地面と水平になるようにクラブを両手で持ち、足を広げてセット。胸を張った姿勢のまま、2秒かけて腰を落としていく。ヒザを伸ばして立ち上がる際は、胸をヨコにネジって腹斜筋を刺激する。このエクササイズを繰り返し行おう。クラブを水平にキープするのがポイント。
【背中が丸まると効果ダウン】
エクササイズ中は背中が丸まらないように注意しよう。しゃがみ込むときも立ち上がるときも、胸を張りながら行うことが大切だ。
解説/保坂玲奈
ほさか・れな 1994年生まれ、大阪府出身。「2018ミス・ユニバース・ジャパン長野大会」のファイナリスト。食育アドバイザーの資格を持つゴルフ大好きパーソナルトレーナーで、女性誌『ViVi』の公認インフルエンサーViVi girlとしても活躍。
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