ゴルフ場のグリーンは1個作るのに600万円! 18ホールだと合計1億円以上かかる!! いったい何でそんなにお金が必要なのか
ゴルフ場といえば、ティインググラウンド、フェアウェイ、バンカー、グリーン等々からできていますが、中でも最も重要なのがグリーン。
配信日時:2024年10月17日 09時14分
ゴルフ場といえば、ティーイングエリア、フェアウェイ、バンカー、グリーン等々からできていますが、中でも最も重要なのがグリーン。どんなグリーンなのかで、そのゴルフ場の格が決まってくるといっても過言ではありません。そのグリーンを作るには、平均的に1平米で1万円以上のコストがかかると言われています。
理想的なグリーン面積は600平米と言われていますから、1ホールあたりで600万円以上のコストがかかる計算になります。さらに18ホールに練習用のパッティンググリーンまで合わせると1億円以上の巨額の費用がかかるわけです。
コストの内訳は、グリーンの形や傾斜を作るための築造費だけではなく、透水性を確保するための排水管などの地下設備、さらには芝を育てるための改良材をミックスした砂や、芝生の種なども含まれます。
このほかにも、近年ではマスターズが開催されるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで採用されていることでも有名な「サブエアシステム」というグリーンの土壌に直接空気を送ることができるエアレーションシステムを取り入れているゴルフ場も増えてきました。
もちろんグリーンは作って終わりではなく、メンテナンスにもかなりの維持費がかかりますから、全てのプレイヤーが気持ちよく使えるように、皆さんもグッドマナーで利用することが大切ですね。
レポート/大矢隆司(ゴルフ活動家)
1980年生まれ。中学卒業後15才で単身オーストラリアへゴルフ留学。ジェイソン・ディら多くのトッププロを輩出するHills Golf Academyで3年間を過ごす。帰国後大学に進学し在学中にゴルフコーチに転向。ゴルフコーチングと並行して会社経営を学ぶためにビジネススクールに通いMBA(経営学修士課程)を修了。国内外でのゴルフビジネスの起業を経て、現在はゴルフビジネスのアドバイザーやPMO、オーナー代理人としてゴルフ場やゴルフ関連企業の顧問を務める
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