アクシネットジャパンインクが、フットジョイ（以下、FJ）の新作スパイクレス『PRO/SLX』（オープン価格）をアナウンス。「かつてない新構造“3D X-Wing”を搭載した」という新作は既に国内男子ツアープロ多数の使用実績があるが、何が進化したのか？

「2016年にプロ用のスパイクレスとして誕生した『PRO/SL』はツアーでスパイクレスの使用を一般化し、スパイクレス市場を大きく牽引してきました。これまで4代にわたり進化を遂げてきましたが、今回デザインと構造を刷新し全く新しい『PRO/SLX』を開発。創業101年目を迎えるFJは1945年からPGAツアーの使用率No.1を獲得し続けており、プロが求めるシューズを開発し続けています。現代の選手はスイングスピードが向上しており、我々は【スイング中の横方向の動きを適切に制御するグリップ力を追求】しました。
 
今回、新たに開発した【3D X-Wing】と呼ばれる立体構造は、歩行やスイング時の“グリップ力” ”安定性” “快適性”に総合的に貢献し、各構成要素の相乗効果でかつてないパフォーマンスを生み出します。Xは立体的で、サスペンションのように機能する4つの翼のような形状をしており、グリップを発揮する要素はソールの外周レーストラックアウトソールにあります。荷重すると3D X-Wingがたわみ、レーストラックアウトソールにエネルギーが再分配され、コース上のあらゆる地面で強力なグリップを発揮します」（同社広報）
 
既に新作を実戦投入した選手たちは、今平周吾、前田光史朗、鈴木晃祐、竹安俊也、浅地洋佑、細野勇策、貞方章男、幡地隆寛、阿久津未来也、J・デロスサントス、中西直人、勝俣陵、谷原秀人、大槻智春、小林伸太郎、J・パグンサン、B・ケネディ、T・ペク、鍋谷太一、木下裕太ら20人を数える。
 
中でも、今平周吾は「スパイクよりグリップ力があるように感じました。歩きやすくてさらに疲れにくそうな感じがしました。足と靴とのホールド感、スイング中も靴の中で足が動かず、どんなライからでも滑らず、1ラウンドしても疲れないのが魅力だと思います」と話し、スパイクよりも滑らないと言う。
 
中西直人も「以前のPRO/SLに比べて横のブレが全くなくなりました。フィット感も全然違ってシュータンが薄くよりフィットしてホールドされている感じ。デザインもシンプルでウエアに合わせやすい」と言い、幡地隆寛も「スイング中の横の動きに食いついてくれて、しっかり踏ん張れました。足首周りのフィット感も気に入っていて軽いので歩いている時に足がすっと前に出る」と話す。
 
メンズのカラーは3色だが、ブラック/ホワイトのみ4月に発売がズレ込むとか。ウィメンズは2色で、両モデルともヒールマウントのBOAを搭載している。