アジアゴルフ紀行
【タイ編】Honda LPGA Thailandが開催されるサイアムCCってどんなコース?
いつか海外でプレーしてみたい! そんな思いを持ったゴルファーの皆さん、アジア諸国から届いた旬なゴルフ事情を紹介しましょう。
配信日時:2024年1月30日 08時28分
◆Siam Country Club Plantation
Honda LPGA Thailand 2024が2月22〜25日、パタヤのサイアムカントリークラブ・オールドコースで開催されます。例年、世界のトッププレーヤーももちろんのこと、日本人選手が大勢出場することで在タイ日本人ゴルファーにとって人気の大会です。今年は畑岡、古江、笹生、西村が参戦予定。また、岩井姉妹も昨年に引き続き参加の可能性が高く楽しみです。
サイアムCCパタヤはLPGAの大会が開催されるオールドコースの他に、プランテーション、ウォーターサイド、ローリングヒルズと合計4つのコースがあります。また、バンコクのスワンナプーム国際空港近くにも2022年に新たなコースをオープンさせています。その中から、今回は2008年6月にオープンしたプランテーションを紹介いたします。シュガーケーン(サトウキビ)、タピオカ、パイナップルの9ホール×3の27ホール。最長で7488yのチャンピオンコースです。Honda LPGA Thailandも2009年はプランテーションで開催されています。
人気なのは「シュガーケーン(サトウキビ)」ですね。「シュガーケーン」の5番ロングの広大さには、誰もが驚かされることでしょう。中央にバンカーがならび、左右に分けられたフェアウエイのどちらかを攻める。右のほうが短いですが、左からの方が安全、中央のバンカーと左のバンカーの間ではなく、左のバンカーの上がベストです。この光景を「また見たい」と再訪されるゴルファーも少なくないでしょう。
続いて6番ショートは、グリーン上の風に要注意。ティグランドに風がなくても、グリーン上には左から強い海風が吹き抜けている場合が多いです。ブラックティが高台にあり、絶景が楽しめます。
「タピオカ」は1番の砲台グリーン周りがとても難しく、傾斜がきつくスタートから大たたきの危険大。続いて2番の長い長いロング、フェアウエイが右に傾斜しているのでフェード系の方は厳しいホール。出だしに難しいホールが続くのでスタートホールとしては避けたほうが無難かと。
7番ショートは巨大トリプルグリーン。パイナップルの2つのホールとグリーンを共有しています。普段目にしない巨大なグリーンに距離感を惑わされること必須、手前にオンさせましょう。
全体的にウォーターハザードは少ないです。長いミドル、アップダウン、フェアウエイのアンジュレーション、無数のバンカー、深いラフなどなど上級者向けのコースデザイン。クラブハウスのサービスも、キャディの質もピカイチ。「来て良かったなぁ、また来たいなぁ」と良い思い出に残る一日になることでしょう。
クラブハウスのテラス席の開放感が凄い、まさに南国リゾートゴルフという雰囲気。早めにコースに行き、ゆっくりコーヒーを飲みながら寛ぎたいですね。
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