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飛ばし屋・川崎志穂が直面した辛い3年間「これまでどん底だったけど、選手としての人生をまずは頑張りたい」

飛ばし屋・川崎志穂が直面した辛い3年間「これまでどん底だったけど、選手としての人生をまずは頑張りたい」

平均飛距離250ヤード越えの川崎志穂に、ここ数年の想いと今季の意気込みを聞いた。

配信日時:2023年1月27日 16時00分

平均飛距離250ヤード越えの飛ばし屋・川崎志穂
平均飛距離250ヤード越えの飛ばし屋・川崎志穂 (撮影:村上悦子)

川崎志穂は千葉県出身で、2017年のプロテストに合格。22年シーズンはステップ・アップ・ツアーを主戦場として戦っているが、ここ数年は思うような成績が出ていない。そんな川崎の心のうちに迫った。

川崎の持ち味は、なんといってもドライバーの飛距離だ。平均飛距離250ヤード超えと、女子プロの中でも飛ばし屋のほうである。ティショットで飛距離を稼げるのは、スコアを作る上でアドバンテージになる。だが、ここ2年~3年は過酷で辛い“イップス”になっていたという。
 
「そのときは、もう選手を辞めようかなって思いました。恐怖と不安で試合に出られなくなって、選手として自信を失くしていました。ツアー選手としては、もったいない期間に感じたし、まさしくどん底でした」と、辛い時期の気持ちを打ち明けた。

辛い時期の気持ちを打ち明ける川崎志穂

辛い時期の気持ちを打ち明ける川崎志穂 (撮影:村上悦子)

「試合に出る以前に、ゴルフ場に近づくにつれて体調が悪くなっていました」というように、自身にストイックな川崎は思いどおりにいかない恐怖心から、自分を追い込んでしまっていた。
 
イップスになった原因について聞いてみると、「ドローヒッターだったんですが、持ち球をフェードに変えようとしてスイングの修正をはじめたときでした。トップでクロスしてしまう動きをレイドオフ方向(トップのポジションでクラブが飛球線と平行ではなく左の方向を指す形のこと)に変えたのがきっかけです」。
 
スイングを改造には1年~2年はかかると言われ、シーズンを棒に振らないといけなくなることもある。プロゴルファーにとっても、スイングを変えるということは簡単なことではない。

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