あなたはどっち派
60度ウェッジはアマチュアが使ってもスコアアップにつながる? それとも使いこなせない?【あなたはどっち派】
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配信日時:2024年5月29日 00時15分
米PGAツアーでは60度以上のウェッジを使う選手が多くいるというが、日本のアマチュアゴルファーにとっても、60度ウェッジはスコアアップにつながるのだろうか? 二人のプロに話を聞いた。
「アリ」だと答えたのはティーチングプロの町島久晴氏。「バンカーでも開かなくてOK! インパクトで緩むミスが減る」と言う。
「60度ウェッジはバンカーがすごく楽になると思います。アマチュアゴルファーは、バンカーでフェースを開くことに苦手意識を持っている人が多いのですが、60度ウェッジならフェースを開かなくても、高い出球でふわりと上がるバンカーショットが打ちやすいです」
「それと、芝からのアプローチで30ヤードを打つときでも、56度に比べて60度はしっかり振っても飛びすぎません。だから、インパクトで緩んでしまうミスも減ると思います。確かに米国の洋芝のほうがメリットは大きいですが、日本も砲台グリーンのコースは多いので、グリーン周りからちょっとだけ上げたいシチュエーションなど、60度ウェッジを有効活用できる場面は多いと思います」
一方、「ナシ」と答えたのはプロゴルファーの福永和宏氏。「日本の芝には不向き! 14本のセッティングが難しくなる」と話す。
「米PGAツアーで60度ウェッジを使う選手が多いのは、米国の洋芝はボールが沈むのでロフトが寝ているほうが球を拾いやすいからです。日本の野芝やコーライ芝はラフでもボールが浮いているので、60度ウェッジだとボールの下をくぐってポッコンのミスが出やすくなります」
「もう一つ難しいのが、60度を入れたときのセッティング。例えば52度と58度を使っている人が60度を購入したら58度を抜くと思います。でも52度と60度の2本だと、その中間を打つクラブがありません。60度を入れるなら、52度、56度、60度の組み合わせにしたい。そうするとユーティリティやアイアンを1本抜く必要があって、結局、セッティングのバランスが崩れてしまうのでオススメしません」とのこと。
さて、あなたの見解はどっちですか?
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