ゴルフスタイルに悩める大人ゴルファーを救う「SLDO.」のパンツ 【忙しい大人がカッコいいゴルフスタイルを手に入れるには】
“一度着るとやめられない”、“着るだけでスタイルがよくなる” と言われる「SLDO.」のゴルフウエア。とりわけブランドを象徴するパンツは厳選された3モデル。いずれも優れた汎用性をもちあわせる価値あるアイテムだ。
配信日時:2023年6月26日 03時10分
「SLDO.」の “はくだけでスタイル良くなる魔法のパンツ” は現在3モデルが用意されている。それぞれに動きやすく、下半身をすっきりと見せるシルエットを備えている。まさにゴルファーにとっての3強パンツと言えるだろう。その4WAYストレッチリブパンツ、プライムフレックスパンツ、ハーフパンツのもち味を紹介しよう。
●4WAYストレッチリブパンツ
まずは定番として人気を集めるリブパンツ。裾の部分にリブ編みなどで絞りが入っているのが特徴だ。裾に絞りが入る分、ややゆとりのあるシルエットだが、ダブダブなルックスにならず、ストレスのないはき心地を味わえる。リブパンツは今どき感のあるボトムスで、プレーもしやすいことから、ゴルフウエアとしても多くのブランドが取り入れている。
「SLDO.」のリブパンツのカラーは当然ながらブラック。さらにリブ仕立てとなった裾の絞りがそれほど強くなっておらず、センタークリースのようなステッチも入ることで、リブパンツ独特のシルエットのクセがそれほどない。しかも快適なはき心地はキープされている。つまり見た目のカジュアル感がほどよく抑制されたリブパンツとなっている。
さらに前回も紹介したが、このリブパンツはパンツの前後に入ったセンタークリースのようなステッチ、通常のパンツ同様なサイドのステッチで、4枚の生地を縫い合わせて作られている。この縫製によってシルエットに立体感が生まれ、動きやすく、さらにラフなルックスにならないよう工夫されている。ウエストはゴム仕様だが、ベルトを締めるためのベルトループが用意されているのもそのためだ。
●ハーフパンツ
夏ゴルフに向けてハーフパンツもラインナップされている。こちらも締めつけられる感じがなく、動きやすく心地いい。さらに太モモから裾に向かってほどよく細くなっていくテーパードシルエットによって、カジュアルなハーフパンツとは別モノの、スポーティで大人っぽいハーフパンツとなっている。
動きやすさときれいなシルエットをもたらしているのが、ゆとりのある股上。ハーフパンツは前後、さらに股上という3枚の生地で縫い合わされている。股上用に1枚生地を用いることで、足の動きが格段にスムーズになるのはもちろん、足に沿うようなシルエットを作り出す役割も果たしている。太モモを包み込むような立体感はロングパンツと変わらない。
この新作リブパンツ、ハーフパンツの最大のこだわりは素材にあると、「SLDO.」を手がけるクロコデザインの社長、黒田裕也さんは語る。用いられているのはコーデュラナイロンだ。耐久性や撥水性に優れるコーデュラナイロンは、その特性を生かしてミリタリーやアウトドアなどで重用される人気の機能素材。昨今はゴルフシーンにも活用されることもあり、耳にしたことがあるかもしれない。
「最初からコーデュラナイロン指名だったわけではありません。撥水性やストレッチ力など「SLDO.」が求める機能性を満たす素材を探していく中で、これがふさわしいと思えたのがコーデュラナイロンだったのです。もっとも私が気にいったのは、この素材がもつ “形状回復力” でした」
「SLDO.」のパンツは伸びる力以上に、縮む力を重視する。わずかにハイウエストに設計して、気になるお腹まわりの膨らみを目立たせないように、いくら動いても、洗濯を繰り返してもヒザが抜けないように、といったこだわりを貫くためには素材の縮む力、すなわち“形状回復力” が欠かせないからだ。
「とはいえコーデュラナイロンは質感や肌ざわりがアウトドアウエアのようで、大人ゴルファーがコースではくにはカジュアルすぎます。ですからそこはオーダーして「SLDO.」仕様にしてもらいました。この素材を使うことで、パンツは明らかにバージョンアップしましたね」
リブパンツもハーフパンツも “一度着るとやめられない”、“着るだけでスタイルがよくなる” という「SLDO.」ならではの魅力をそなえたパンツだ。だがリブパンツの裾の絞りや、ハーフパンツのような足の露出に抵抗を感じるゴルファーも少なからず存在する。さらに格式の高いコースでは、ドレスコードでリブパンツの着用が禁じられていることもある。そこで求められたのが、オーソドックスなスラックスタイプのゴルフパンツ。しかもリブパンツやハーフパンツと変わらぬ特徴を備えたものだ。
●プライムフレックスパンツ
そこで新たに登場したのがプライムフレックスパンツ。裾には絞りがなく、センタークリースのようなステッチも入っていない。細身のベーシックなスラックス風で、誰でも、どこのコースへ出かけるときでも安心してはくことができる。試してみるとリブパンツよりもフィット感が高く、見た目もスポーティで精悍なイメージ。「SLDO.」らしいシルエットもしっかりとキープされている。細身とはいえ、ストレッチ力十分なのでストレスはなく、むしろほどよい締めつけ感が心地いいくらいだ。
「見た目はシンプル、ベーシックなのですが、お腹まわりをケアしたり、ヒザが抜けないといった機能はそのままに、リブパンツのようなカジュアル感のない質感を求めて素材は別注しました。またリブパンツのようにステッチを利用して4枚の生地を使うからこそ生まれた立体感を、サイドのステッチによる2枚だけの生地で再現するのは容易ではありませんでしたね。まさに試行錯誤の繰り返しでした。みなさんからニーズがあるのはわかっていたのですが、満足のゆくカタチになるまで1年以上かかりました」
こうして「SLDO.」は最小のモデル数にして、最強のパンツのワードロープを作り上げた。よほどファッショニスタなゴルファーでない限り、いつ、誰と、どこのコースへ出かけるとしても、この3本のパンツをローテーションすればまったく問題はないはずだ。
最後に「SLDO.」の3本のパンツのポテンシャルの高さを、黒田さんはこう話す。
「ブランドを手がける立場の人間が言うのも変なのですが、「SLDO.」のパンツともっとも相性がいいのは「SLDO.」のシャツだけというわけではありません。「SLDO.」のシャツはブラックかホワイトで、デザインも超シンプルです。面白みがないといわれたらそうかもしれません。もしそう思ったら、遠慮なく自前の他のブランドのシャツと合わせてください。正直、どこのブランドのシャツでも、「SLDO.」のパンツをはいていれば、スタイルはキマります。どんなシャツでも受け止められる汎用性があり、どんなコーディネートになっても下半身のスタイルを保ち続けられるパンツですから」
忙しい大人ゴルファーがカッコいいゴルフスタイルを手に入れるには、まずは「SLDO.」のパンツを手元に用意しておくことが肝心なようだ。
問い合わせ先/SLDO. TEL.078-915-7660
撮影/蜂谷哲実