能登半島地震への寄付にジュニアイベント開催 中西直人を突き動かすものとは?
元日に起きた能登半島地震への寄付や、チャリティオークション、ジュニアイベントの開催など、さまざまな取り組みをする中西直人。その原動力とは?
配信日時:2024年1月31日 10時21分
元日に起きた能登半島地震から明日で1カ月。山下美夢有や鈴木愛などが寄付を発表したが、男子プロの中西直人もその一人。個人的な寄付を行いつつ、4日には自身のインスタグラムを活用して、チャリティオークションを開催。着用したウェアなどを出品して、361,000円の寄付金を集めた。
中西に理由を聞くと、「僕がしんどいときにみんなが助けてくれている。僕がやられて嬉しかったことだし、やられて嬉しいだろうなってことをやっているだけ。みんなが喜んでくれているかは正直分からないけど、チャリティをすることによって、誰かが支援を受けられる」と語った。
中西といえば、YouTubeチャンネルを開設したり、自身のアパレルブランドを立ち上げたり、「THE TOURNAMENT for the FUTURE〜子どもたちへの贈り物〜」というジュニアとプロが同組で戦う大会を2021年から開催したりなど、自発的な取り組みが見られる。
どれも「深い感じとか、戦略とか全くなくて、これをやったら喜ぶんじゃないかなって」と、ただ誰かに喜んで欲しいという想いから始まっているのだとか。
中でもジュニアを巻き込む大会は、「自分が小学生のとき、試合を観に行って、選手に話しかけてもらって、それが一番の喜びだった。最近は、中高生でプロの試合に出る子も増えてきた。そういう子たちが小学生のときからプロとラウンドできれば、喜んでもらえるだろうし、もっと強くなるんじゃないかな、もっとプロになりたいという子が増えるんじゃないかなと想って始まった」。
ただ、大会を開催するにあたって、「スポンサーになっていただいてる方に、こういうことやりたいんですけど応援してもらえませんか」と直談判したり、クラウドファンディングを活用したりと苦労があったことも明かす。
それでも、「中西直人の巻き込み事故とよく言われてしまう(笑)。けど、一度巻き込んだ人が『またやるなら応援しよ』って言ってくれたり。本当にたくさんの人に支えられている」と、中西の熱い想いが多くの人の心をつかみ、今年3月には第3回目が瑞陵ゴルフ倶楽部(岐阜県)で開催される。
チャリティ、ジュニアのためのイベントなど、中西が多くの笑顔を届けていることは間違いない。持ち前の明るさと、人柄で、これからも多くの人に喜びを与える姿にも注目したい。